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テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は大会10日目の5日、女子シングルス準決勝が行われ、第3シードのA・ラドワンスカ(ポーランド)が第8シードのA・ケルバー(ドイツ)を6-3, 6-4のストレートで撃破、自身初となるウィンブルドン決勝の舞台への切符を手に入れた。
「子供の頃からの夢でした。」と23歳のラドワンスカ。「もう18年間もテニスをプレーしています。もちろん、グランドスラムの決勝でプレーすることは、誰にとっても夢です。キャリア最高の2週間です。」
世界ランク3位のラドワンスカは決勝で、今大会で4度の優勝を誇る第6シードのS・ウィリアムズ(アメリカ)と対戦する。セリーナはこの日、第2シードのV・アザレンカ(ベラルーシ)を下し、決勝に進出している。
またラドワンスカは、1939年に全仏オープンの前身であるフランス国際大会で準優勝したJ・イェンジェヨフスカ以来となる、グランドスラム決勝に進出したポーランド人女子選手となった。
センターコートで行われた準決勝、ラドワンスカもケルバーも慎重な立ち上がりを見せサービスキープ。しかし第3ゲーム、ケルバーがブレークチャンスを迎えると、ここでラドワンスカがドロップショットをミス、ケルバーがリードを奪う。
「試合の序盤は、私たちは二人とも少し緊張していました。」とラドワンスカ。「もちろん、準決勝ですから自分のベストを尽くしたいと思うでしょう。しかし、その思いが強すぎる時もあります。手も少し震えていました。」
「何ゲームかプレーしたら、少しリラックスしました。本当に全部のポイントに集中していました。」
ケルバーにブレークを許したラドワンスカであったが、第1セット第5ゲームから一気に5ゲームを連取してセットを先取すると、第2セット第5ゲームでこの日3度目のブレークに成功すると、ケルバーの反撃を許さず、70分で決勝進出を決めた。
「本当に今日は素晴らしいプレーでした。タフな準々決勝でしたし、ケルバーとの対戦もいつもタフです。ですから、昨日休めたのは助かりました。」
「もうすでに大きな成功を手にできたことに満足していますし、決勝進出はそれよりも大きなことです。」とラドワンスカ。「この大会はポーランドのテニスの歴史で一番大きな部分を占めていますし、その一部になれて嬉しいです。」
一方のケルバーは、今回が2度目のグランドスラム準決勝であったが、決勝進出はならなかった。ケルバーは昨年のUSオープンでも準決勝に進出していたが、その時はS・ストザー(オーストラリア)にフルセットで敗れている。
「今日はとても良い選手の前に敗れました。今日のプランは積極的にプレーすることでしたが、彼女は良く動き、ミスも少なかったのでタフでした。しかし、最後のポイントまで頑張りました。」
ドイツ女子勢としてはS・グラフ(ドイツ)以来となるグランドスラム決勝進出がかかっていたケルバーは「素晴らしい大会でした。ウィンブルドンの準決勝まで来れましたし、出来ることは全てやりつくしました。少し残念ですが、大丈夫です。」と、前向きに大会を振り返った。
実はケルバーは前日にグラフに会う機会があり、その時にアドバイスをもらっていた。「昨日、初めて彼女に会いました。10分くらい話すことが出来ました。彼女に良いプレーをしていると言ってもらえましたし、何が起きてもコート上で楽しんでベストを尽くすようにと助言をもらいました。」
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