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6月27日コンラッド東京(東京/汐留)にて、ライフ・エヌ・ピー株式会社(代表:船木肇氏)によるジュニアユース強化プログラムに関する発表会見が開催され、海外で活躍できるジュニア選手を輩出することを目的としたジュニアユースチームを設立する声明を発表した。
同社は2012年2月に行われた日本リーグを制し、実業団日本一となっており、スポーツ事業の一環として、日本人プロ選手の強化・育成や、海外で活躍できる環境を提供することにも取り組み、5月1日に所属選手強化プログラムを発表し、ローレンス・ティルマンコーチを筆頭に松井俊英(日本)をリーダーとした、井藤祐一(日本)、綿貫裕介(日本)、松尾友貴(日本)のチームで活動を行っている。
ジュニアユースチームの対象は中学生以上とし、トップ選手に4~5名、トップ候補生5~10名の構成で、同社が用意するコートでの練習やトレーニングセンターでの強化・支援を受け、プロ選手とのヒッティング練習や年間2回行われる国内合宿への参加、年2~3回の海外合宿とITFジュニア大会への参戦を通じて、海外で活躍できるジュニア選手の強化を行っていく。
所属するにあたっては月謝制(5~6万円)を想定しており、合宿・遠征費用の一部は同社が負担する。また、遠方地からの参加については同社が出来るだけサポートする方針を述べた。
今後の予定として、2012年9月末より第1期生の募集を開始し、10月中旬を目処にメンバーセレクションをした上で、11月から同強化プログラムの実施を計画しており、5年以内にグランドスラムに出場できるジュニア選手の輩出を目指して取り組んでいく。
ジュニアユースチームは4ヶ月毎にトップ選手とトップ候補生のメンバー入れ替えがある制度とし、ジュニアの頃からプロ制度と同じような厳しい環境で、技術・体力面だけでなく精神面も強化していく方針を示し「(ジュニアユースチームの設立は)育成というよりは強化していく。」「中学生・高校生といった隔たりを設けずにプロと同じ環境にもっていってあげたい。」と説明を加えた。そして、高校3年生で頭角が現れた選手は、同社所属プロ選手として強化プログラムを受け、日本のトップ選手を目指していく構造とし、日本人プロ選手の強化・育成も手がけていく。
また、同席した所属プロである井藤は、5月に実施されたプロ強化プログラム第1回について「チームで動いている分、切磋琢磨して強くなれる環境でトレーニングもプラスになるが、テニス以外でも成長することができた。」と述べ、相談できる環境が人としても成長することができた手応えを感じており、結果を出すことに前向きな姿勢を見せた。
サポート陣営も、ティルマンコーチから毎日2回送られてくる詳細なレポートから確実な手応えを感じており、7月2日からは国内でメディカル・メンタルトレーニングを実施、7月6日からはATP大会とチャレンジャー大会に参戦し、試合を通じて選手の強化を図っていく計画を発表した。強化メンバーとして佐藤文平(日本)が新たに加わり、松尾は一時的に強化メンバーから外れることとなっている。
同社が掲げる3つのプロジェクトのうち、大会の開催については、国内フューチャーズ大会ではなく、国際大会を開催する声明を発表。国内のみならず、海外で活躍する日本人選手を輩出する機会が増えることを期待している。
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