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女子テニスツアーのAEGONクラシック(イギリス/バーミンガム、賞金総額22万ドル、芝)は13日、シングルス2回戦16試合が行われ、土居美咲(日本)が元世界ランク4位で第1シードのF・スキアボーネ(イタリア)に7-5, 6-4のストレートで勝利、大金星で3回戦に進出した。
全仏オープンでは2010年にタイトルを獲得し、今年は1回戦でクルム伊達公子(日本)を下していたスキアボーネに対し、土居は各セットとも先にブレークを許す追いかける展開だったものの、第1セットで3度、第2セットで2度のブレークに成功すると、1時間28分で番狂わせを演出した。
この日が芝コートでの初戦だったスキアボーネは「新しいサーフェスに慣れるためには時間がかかります。今日は感覚が良くありませんでした。もっと良いプレーが出来るだけに、今日は腹が立っています。もっと練習が必要です。」と、調整不足を嘆いた。
早くもウィンブルドンへの調整計画に狂いが生じたスキアボーネは「来週はスヘルトヘンボシュの大会でプレーします。ウィンブルドンの前にできるだけ試合をする必要があります。自分にとって、芝での試合を重ねることが大事になります。」と、今後の予定についてコメントしている。
過去には奈良くるみ(日本)とのペアで出場したウィンブルドンのジュニア部門の女子ダブルスで準優勝も経験している土居は、ベスト8進出を懸けてS・フォレッツ(フランス)と対戦する。フォレッツはこの日、An・ロディオノワ(オーストラリア)を7-5, 6-2のストレートで下し、3回戦に進出している。
この日は上位勢に番狂わせが相次いでおり、U・ラドワンスカ(ポーランド)が第2シードのS・リシキ(ドイツ)に6-3, 6-4で、M・シンク(ハンガリー)が第3シードのD・ハンチュコバ(スロバキア)に7-5, 7-6 (7-5)で勝利しており、クレーコートからグラスコートへの調整の難しさを証明することとなった。
今大会のディフェンディング・チャンピオンだったリシキであるが、この日は先週行われた下部大会で優勝していたラドワンスカの勢いを止めることが出来なかった。
「今日は呼吸に問題があり、苦しかったですが、棄権することは考えませんでした。」とリシキ。「可能な限り全てのポイントで頑張りましたが、何本か間違った選択をしてしまいました。昨年はここで良い思い出が出来ましたが、今日はできませんでした。」
昨年の決勝ではリシキとタイトルを争ったハンチュコバであったが、各セットで5-3とリードを奪い、第1セットでは5本のセットポイントがありながらも、世界ランク102位のシンクの前に敗れ去っている。
この他の試合の結果は以下の通り。
R・ビンチ(イタリア) (4) ○-× V・ラッツァーノ(フランス), 6-3, 途中棄権
J・ヤンコビッチ(セルビア) (5) ○-× M・サウス(英国), 6-1, 7-6 (7-3)
A・フラヴァコバ(チェコ共和国) ○-× M・バーテル(ドイツ) (6), 7-6 (7-5), 6-2
E・ヴェスニナ(ロシア) ○-× C・マーケイル(アメリカ) (7), 6-1, 1-6, 7-5
E・マカロバ(ロシア) (8) ○-× S・カラタンチェバ(ブルガリア), 7-6 (7-4), 6-3
M・イラコビッチ(ニュージーランド) (9) ○-× L・ロブソン(英国), 6-4, 3-6, 6-4
謝淑薇 (13) ○-× A・パノワ(ロシア), 6-4, 6-2
I・ファルコーニ(アメリカ) ○-× T・バボス(ハンガリー) (14), 6-0, 6-4
H・ワトソン(英国) ○-× E・バルタチャ(英国) (15), 7-6 (7-5), 6-3
鄭潔 ○-× A・ケタボング(英国), 6-3, 6-4
M・ウダン(アメリカ) ○-× M・ラシェール・ダ・ブリート, 6-3, 6-4
C・デラクア(オーストラリア) ○-× T・ムーア, 4-6, 6-4, 6-1
今大会の優勝賞金は3万7000ドル。
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