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女子テニスツアーのエストリル・オープン女子(ポルトガル/エストリル、賞金総額22万ドル、クレー)は3日、シングルス準々決勝4試合が行われ、第1シードのR・ビンチ(イタリア)が第7シードのN・ペトロワ(ロシア)を6-2, 1-6, 6-4のフルセットで撃破するなど、ベスト4が出揃った。
わずか28分で第1セットを先取したビンチに対し、ペトロワは第2セット開始からの10ゲーム中9ゲームを奪う猛攻でセットオールと追いつくと、第3セットでも3-0とリードを奪う。
しかし、ここからビンチが3度のブレークに成功するなど試合の主導権を奪い返し逆転、1時間46分でベスト4の座を手に入れた。
昨シーズンはペトロワに2連敗を喫していたビンチは「彼女には2連敗していましたが、ハードコートでのことです。クレーコートでは違います。私はクレーコートの方が良いプレーをします。今日はポイントを良い形で組み立てられました。おそらく、それがキーでした。」と、勝利を振り返った。
世界ランク23位のビンチは、同11位のF・スキアボーネ(イタリア)、同24位のF・ペネッタ(イタリア)、そして同27位のS・エラーニ(イタリア)らとともに、トップ30に4人いるイタリア勢の一人として名を連ねている。また25歳のエラーニを除けば、スキアボーネは31歳、ペネッタは30歳、そしてビンチは29歳とベテランの域に達している。
「イタリア勢の成功の理由は、スキアボーネが2年前に全仏オープンで優勝したことだと思います。」とビンチ。「私たちは彼女のように良いプレーをしたいと思いました。だから、私たちも頑張りました。そして、昨年は良いシーズンを送ることができました。若い時と比べ、自信に溢れています。」
今季初タイトルを目指すビンチは、準決勝でK・カネピ(エストニア)と対戦する。第6シードのカネピはこの日、第4シードのP・ツェトコフサ(チェコ共和国)を6-3, 3-6, 6-3のフルセットで振り切り、ベスト4進出を果たしている。
もう一方の準決勝では、K・ナップ(イタリア)とC・スアレス・ナバロ(スペイン)とノーシード同士の選手が対戦する。
この日の試合でナップはG・ウォスコボエワ(カザフスタン)を7-6 (7-4), 2-6, 6-4で、スアレス・ナバロはS・ソレル=エスピノーサ(スペイン)を6-3, 6-3で下し、準決勝に進出している。
今大会の優勝賞金は3万7000ドル。
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