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男子テニスツアーのマスターズ・シリーズであるモンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、賞金総額242万7975ユーロ、クレー)は21日、シングルス準決勝2試合が行われ、第2シードのR・ナダル(スペイン)が第9シードのG・シモン(フランス)に6-3, 6-4のストレートで勝利、8年連続となる決勝進出を果たした。
大会8連覇に王手をかけたナダルは、決勝で第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。この日の準決勝でT・ベルディフ(チェコ共和国)を4-6, 6-3, 6-2の逆転で下したジョコビッチに対し、ナダルはこれまでに7連敗を喫している。
「彼はこのクレーコートではテニスの歴史で最高の選手。究極の挑戦になります。」とジョコビッチ。「アップダウンがあってはなりません。ナダル相手にそれはできません。しかし、自分の勝利を信じることはできます。」
世界ランク1位のジョコビッチは同2位のナダルに対し、今年の全豪オープンを含む7大会の決勝で7連勝と近年は圧倒している。さらに昨年のクレーシーズンではナダルから2度の勝利を奪っていた。
「僕には勝つための全てが揃っています。7連敗した中で、それだけがポジティブなことです。」とナダル。「次の試合は勝つだけです。」
ナダルは今大会に出場するまで、怪我をした膝を休めるために数週間近くプレーをしていなかった。
「数週間前までは、この大会でプレーできるか分からなかったことを忘れてはいけません。」とナダル。「決勝は、僕にとって素晴らしいテストになるでしょうし、積極的にプレーする必要があります。」
今大会のコートは、クレーコートの中でも最も球足の遅いサーフェスとなっており、ナダルのプレースタイルに適している。しかしながら、ナダルは最近の対戦成績から、それでもジョコビッチの方が有利だとみている。
「できることなら、数週間後にこの試合をしたかったです。」とナダル。「もし一人の選手がもう一人の選手に対し、クレー、ハード、芝で7連勝している場合、本命を決めるのは簡単なことさ。」
これまでの対戦成績では、ナダルが16勝14敗とジョコビッチに勝ち越しているが、2010年のツアー最終戦以来、ナダルは勝利していない。しかし、ナダルは2003年以降、今大会では無敗という成績を残している。
このことに関してジョコビッチは「僕らは互角の戦績です。ラファはいつでもベストを尽くしてくることを理解しておくことです。」
今大会では2009年の決勝でナダルに敗れているジョコビッチであるが、今回は少し状況が違う。ジョコビッチはわずか2日前に祖父を亡くしており、この日の試合でベルディフに勝利した後、何度も空を指さした。
「この状況で、決勝に勝ち進めるかどうか分かりませんでした。」と、ジョコビッチは素直な気持ちを吐露している。
今大会の優勝賞金は46万260ユーロ。
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