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男子テニスツアーの南フランス・オープン(フランス/モンペリエ、賞金総額39万8250ユーロ、ハード)は日曜日に決勝戦を行い、第1シードのT・ベルディフ(チェコ共和国)が昨年覇者で地元勢の第3シードG・モンフィス(フランス)を6-2, 4-6, 6-3で振り切り、ATPツアー7勝目を飾った。ベルディフは優勝賞金として7万1900ユーロを獲得した。
2010年のウィンブルドン準優勝者であるベルディフは、第1セットの第2ゲームでいきなりモンフィスのサービスブレークに成功、2-0とリードをする。その後、第8ゲームでも2本連続のリターンエースでブレークに成功、第1セットを6-2で先取する。
第2セットに入ると2-2のタイからベルディフがダブルフォルトを犯してモンフィスにブレークポイントを与えると、次のポイントでバックハンドのボレーをミスし、モンフィスが3-2とリードする。
その後、4-3の場面でモンフィスは3本のブレークポイントを握られるものの全て跳ね返し、そのまま第2セットを6-3で奪い返す。セットポイントではベルディフがフォアハンドをミスした。
勝負の第3セットでは4-3の場面でモンフィスが痛恨のダブルフォルトを犯してベルディフがブレークに成功、ゲームカウント5-3とする。そして続く第9ゲームをベルディフがしっかりサービスキープし、見事、優勝を決めた。最後はベルディフの鮮やかなサービスエースがモンフィス側のコートに突き刺さった。
試合後、ベルディフはテレビインタビューの中で「非常に僅差の試合内容でした。勝つことができてうれしく思っています。また観客の方々には申し訳ないですけど、開催国出身の選手を倒すことができたので喜びはひとしおです。」と話している。
ベルディフは昨日の準決勝で勝利を収めた後、「すばらしい決勝戦になると思います。やり残した仕事があり、あと一歩でそれを達成できるような感じがしています。ベストを尽くしてこの1週間をすばらしい形で締めたいと思っています。」と述べており、決勝では有言実行となった。
ベルディフは試合を通じて強力なサービスと深いストロークで先手を取った。しかし第2セットでは凡ミスが多くなり、ストレート勝ちを収めることはできなかった。
一方、敗れたモンフィスは「トマス(ベルディフ)は素晴らしいプレーをしていたと思います。ベストを尽くし、よいリターン、積極的なプレーを心がけましたが、トマスがよいスタートを切っていたので後手に回ってしまいました。」と振り返っていた。
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