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東日本大震災の復興支援を目的としたチャリティーイベント「ドリームテニス有明」が20日に行われ、錦織圭(日本)をはじめ、クルム伊達公子(日本)、松岡修造(日本)、そして杉山愛(日本)ら日本を代表する選手が有明に詰めかけたファンをテニスとトークで沸かせた。
今シーズンは日本男子史上最高となる世界ランク24位を記録、さらには世界ランク1位のN・ジョコビッチ(セルビア)を破るなど大躍進を果たした錦織は、予定されていた全ての試合に登場、イベントを通して観客を沸かせた。
第1試合のシングルスで、錦織はM・チャン(アメリカ)と対戦。錦織が生まれる直前に当時17歳で全仏オープンを制したチャンは今年で39歳、現在はシニア・ツアーで活躍しているが、年齢を感じさせないプレーと試合の合間に見せるコミカルな仕草で8000人の観客から歓声と笑いをとっていた。
続くイベントには、車いすテニスのチャンピオンである国枝慎吾(日本)と鈴木貴男(日本)のチャレンジマッチが予定されていたが、国枝が怪我のためにプレーを断念。予定を変更してトークショーが行われ、車いすテニスの魅力を実演を交えながらアピールした。
続いて行われたのはドリームダブルス。錦織/松岡組と鈴木/チャン組が4ゲーム先取のダブルスをプレーした。この日のために膝の手術をしたという松岡と、その松岡に見いだされ世界への扉を開いた錦織の師弟ペアに注目が集まった。
その試合後も錦織はコートに残り、今度はジュニア選手と対戦。今後の日本テニス界を代表する可能性を秘めたジュニアを相手に、錦織は先輩として貫録のプレーを披露、かけがえのない時間をジュニア選手と共有した。
この日最後のイベントはドリームミックスダブルスと銘打たれ、錦織/杉山組と松岡/クルム伊達組という、まさに夢のような対戦が実現した。
この試合は出場する選手全員がマイクを装着して登場、試合中も松岡をはじめ軽快なトークが飛び出し、プレーもさることながらトークでも観客を沸かせていた。
この日の最後には出場選手からイベントの収益金の贈呈セレモニーが行われ、日本テニス協会が被災地の復興のために寄付することが発表された。
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