HOME → ニュースTOP → 今日のニュース(一覧) → 今日のニュース(詳細) |
|
男子テニスのマスターズ・シリーズである上海マスターズ(中国/上海、賞金総額324万ドル、ハード)は14日、シングルス準々決勝が行われ、錦織圭(日本)が第12シードのA・ドルゴポロフ(ウクライナ)に6-4, 6-3のストレートで勝利、自身初となるマスターズ大会でのベスト4進出を果たした。
世界ランク18位のドルゴポロフから第1セット第5ゲームでブレークに成功した錦織は、続く第6ゲームで0-40のピンチを切り抜けるなど、サービスキープを続けセットを先取する。
勢いに乗る錦織は第2セット第3ゲームでブレーク、ゲームカウント2-1とリードを奪う。さらに第5ゲームでもブレークに成功し4-1とリードを広げた錦織であったが、続く第6ゲームではドルゴポロフにラブゲームでブレークを許してしまう。
続く2ゲームはお互いにサービスキープとなり、錦織が5-3とリードして迎えた第9ゲーム。ドルゴポロフのサービスゲームで錦織は0-40と3本のマッチポイントを握ると、ドルゴポロフがバックハンドをミス、1時間26分で錦織の勝利となった。
今年の全豪オープンでベスト8入りを果たしていたドルゴポロフは、この日は25本のウィナーに対し31本の凡ミスを犯すなど安定しないプレーが仇となった。対する錦織は、ウィナーの数こそ10本にとどまったが、犯したミスは18本と堅実なプレーが功を奏した。
この勝利により、錦織は最低でも360のランキングポイントを獲得することとなった。今大会ベスト8に進出したことで松岡修造(日本)の持つ日本男子の歴代最高位である46位を更新することが確定していた錦織であるが、次の試合の結果次第では一気にトップ30入りも見えてくる。
今季5度目となるベスト4進出となった錦織は、第2シードのA・マレー(英国)とM・エブデン(オーストラリア)の準々決勝の勝者と対戦する。
© 2011 Fubic Corporation. All Rights Reserved.