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錦織は逆転勝利で2回戦に進出◇マレーシア・オープン

男子テニスツアーのマレーシア・オープン(マレーシア/クアラルンプール、賞金総額85万ドル、カーペット)は火曜日、シングルス1回戦7試合が行われ、第8シードの錦織圭(日本)が予選を勝ち上がったT・ガバシュビリ(ロシア)を3-6, 6-4, 6-1の逆転で下し、初戦突破を果たした。

第1セットの第3ゲームでガバシュビリに先にブレークを許した錦織は、続くゲームでブレークバックに成功し2-2とした。しかし両者サービスをキープした3-3から、錦織は2度のブレークをガバシュビリに奪われ、第1セットを奪われてしまう。

第2セットでも1度ブレークを奪われた錦織だったが、徐々に本来の調子を取り戻し、2度のブレークをガバシュビリから奪い返し、試合はファイナルセットへともつれ込んだ。

第2セットを奪った錦織は勢いに乗ると、第3セットでは4ゲームを連取するなど主導権を握った。第6ゲームでは3度のブレークポイントをガバシュビリに握られたが、そのピンチを切り抜け一気に5-1とリードすると、続くガバシュビリのサービスゲームでもガバシュビリを圧倒、2時間11分で勝利した。

準々決勝進出を懸けて錦織は、M・ズベレフ(ドイツ)との同胞対決を7-5, 6-3のストレートで制したP・ペッツシュナー(ドイツ)と2回戦で対戦する。

ペッツシュナーは第1セットは先に2度のブレークを奪い4-0とリードを広げたものの、ズベレフの反撃に合い追い付かれてしまう。しかし終盤で3度目のブレークをズベレフから奪うと、第1セットを接戦の末制して先取した。第2セットでペッツチュナーは、1度もブレークポイントを与えず、ズベレフから2度のブレークに成功し72分で勝利を決めた。

「スタートはとても良いプレーができた。5-0とリード出来るブレークポイント握ったもののそれを取り切れなかった。4-2からの第7ゲームでは酷いプレーをしてしまい、接戦に持ち込まれてしまった。しかし第1セットの終盤ではまたレベルを上げることができ、それを第2セットも維持することができた。初戦突破ができ、嬉しく思う。ヨーロッパ人選手は時差ボケに悩まされている選手も多いけど、今日の自分のプレーには満足している。」とペッツシュナーは試合を振り返っていた。

その他この日に登場したシード選手は第5シードのN・ダビデンコ(ロシア)で、アメリカ期待の若手であるR・ハリソン(アメリカ)を6-3, 6-2のストレートで退けて2回戦進出を決めた。

「序盤は長いラリーを制することが出来ました。4-0とリードしたところで疲れを感じ始め、それまでのレベルを維持することが出来ませんでした。足が重くなり、次の自分のサーブをあっさりブレークされてしまったのです。」と2009年の今大会チャンピオンのダビデンコは、試合中の気持ちを語った。

加えて「ありとあらゆることを行って、何とか勝利が出来ました。どんなプレーをしても構わないのです。ただ勝つことが必要でした。ここのコートやボールは遅いので、ウィナーを奪うのは難しく、スコア以上にタフな試合でした。」と、勝利へのこだわりを語っていた。

ダビデンコは2回戦でL・クボット(ポーランド)と対戦する。クボットはこの日、L・ロソル(チェコ共和国)を6-3, 6-3のストレートで下しての勝ち上がり。

その他の試合では、S・デウバーマン(インド)が予選を勝ち上がったM・レドフスキー(ロシア)を7-6 (7-5), 6-4で倒し、8月初旬に行われたワシントン大会以来となるATPツアーでの勝利を飾った。

世界ランク89位のデウバーマンは、同309位のレドフスキーに第1セットは5本のサービスエースを決められるなど、接戦を強いられた。このセットは両者1度ずつブレークを奪い合った後、タイブレークへともつれたが、地力に勝るデウバーマンがそのタイブレークを制して第1セットを奪った。

第2セットでは逆に4本のサービスエースを記録したデウバーマンは、レドフスキーに1度もブレークポイントさえ握らせないプレーを見せ、逆にレドフスキーから1度ブレークを奪い、そのまま勝利を手中に収めた。

「彼は、予選では質の高いプレーをして勝ち上がって来ていたので、そんな彼から勝利を奪えて嬉しく思う。まだ肩の調子が100%ではないが、ここへ来てチャンスを掴めたらと思っている。とても腕の良いATPからのトレーナーがいるお陰で、試合中は痛みもなく戦い抜くことが出来たことには、嬉しい気持ちで一杯です。」

そう語るデウバーマンは、2回戦ではM・バグダティス(キプロス)と顔を合わせる。バグダティスとは8月のワシントン大会の2回戦でも対戦しており、その時はバグダティスが勝利していた。デウバーマンは今回はそのリベンジに燃える。

その他の試合では、予選勝者のR・デフェスト(南アフリカ)がR・スウィーティング(アメリカ)を4-6, 6-3, 6-3の逆転で下し、A・ラモス(スペイン)はM・ククシュキン(カザフスタン)と対戦中、4-6, 6-3, 4-2とリードしたところで、ククシュキンが腹痛を訴え途中棄権を申し入れて勝利が転がり込んだ。

デフェストは第4シードのJ・メルツァー(オーストリア)と、ラモスは第1シードのN・アルマグロ(スペイン)と2回戦で戦う。

今大会は上位シード4選手が1回戦を免除されており2回戦から登場。第1シードがアルマグロ、第2シードがV・トロイキ(セルビア)、第3シードがJ・ティプサレビッチ(セルビア)、第4シードがメルツァーと続く。

今大会の優勝賞金は15万5000ドル。

(2011年9月28日10時16分)

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