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男子テニスツアーの米男子クレーコート選手権(アメリカ/ヒューストン、賞金総額44万2500ドル、クレー)は7日、残りのシングルス2回戦4試合が行われ、第6シードの錦織圭(日本)がI・アンドレエフ(ロシア)に6-3, 6-3のストレートで勝利、今シーズン3度目となるベスト8進出を果たした。
元世界ランク18位のアンドレエフに対し錦織は、第1セットで1度、第2セットで2度のブレークに成功するなど1時間15分で勝利、チェンナイ大会、デルレイビーチ大会に続いてベスト8進出を決めた。
世界ランク61位の錦織は、今年のインディアンウェルズ・マスターズではアンドレエフに敗れていたが、この日は3本のサービスエースを決めるなど1度もブレークを許さない快勝であった。
かねてよりクレーコートが好きと公言している錦織は、準々決勝で第1シードのM・フィッシュ(アメリカ)と対戦する。アメリカ勢ナンバー1として今大会に出場しているフィッシュは、A・ラモス(スペイン)を6-3, 6-4で破りベスト8入りしている。
第1セットを先制したフィッシュは、第2セットでも5-1と大量リードを世界ランク113位のラモスから奪う。しかし、ここからラモスが反撃に転じ3ゲームを連取してフィッシュに追いすがる。
5-4まで追いつかれたフィッシュは、自らのサービスゲームとなった第10ゲームで2本のブレークポイントを迎えるが、このピンチを何とか切り抜けると、1時間32分で試合に終止符を打った。
「6-3,5-1とリードしていれば、試合の終わりが近いと考えるのが当然でしょう。もう少しだけがんばれば良いだけですから。しかし、彼は終盤にかけて良いプレーをしました。あの時の彼に失うものはありませんでしたし、試合は続いていたのです。」とフィッシュは試合を振り返っている。
2006年にはクレーコートの大会でタイトルを獲得しているフィッシュは、試合を通して9本のブレークポイントをラモスに与えてしまったが、ブレークを許したのはわずか1度だけだった。
今季初となるクレーコートでの試合を終えたフィッシュは「どれだけ体力を使うとか、どれだけ我慢しなければならないとか、ハードコートのようにポイントが早く終らないこととか、様々なことを忘れています。勝利してクレーコートを去るときは、どんな時でも気分が良いものです。」と、久しぶりの感触を確かめていた。
第3シードのG・ガルシア=ロペス(スペイン)は、S・デウバーマン(インド)を6-4, 6-1のストレートで下し、順当にベスト8入りを決めている。
世界ランク27位のガルシア=ロペス、試合を通して5本のダブルフォルトを犯し、ファーストサーブも37%と低い確率でしか決まらなかったものの、同71位のデウバーマンから5度のブレークに成功、1時間27分で勝利している。
「とても一貫していて、今シーズン初めてのクレーコートでの試合としては堅実な試合でした。総合的に、スタートとして満足しています。準々決勝が楽しみです。」とコメントしたガルシア・ロペスは、準々決勝でP・クエバス(ウルグアイ)と対戦する。
第7シードのクエバスは、主催者推薦で出場のJ・ブレーク(アメリカ)を7-5, 6-1のストレートで破り、ベスト8入りを果たしている。
今大会の優勝賞金は8万650ドル。
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