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男子テニスツアーのクレムリン・カップ男子(ロシア/モスクワ、賞金総額100万ドル、ハード)は土曜日に準決勝を行い、第4シードのM・バグダティス(キプロス)がD・イストミン(ウズベキスタン)を6-4, 6-7 (5-7), 7-6 (7-2)で振り切り、決勝進出を決めた。バグダティスがツアー大会の決勝に進出するのは今季3度目のこと。
今大会初出場のバグダティスは第1セット、いきなりイストミンのサービスブレークに成功すると、そのままリードを維持し、同セットを6-4で先取する。
第2セットに入るとイストミンが調子を上げ、タイブレークの末に同セットを奪い、試合はファイナルセットへ。
第2セットでの勢いを持続させたイストミンは、第3セットでも3-0と大きくリードし、バグダティスは窮地に追い込まれる。
しかし粘るバグダティスはブレークバックに成功すると、逆に第8ゲームのイストミンのサービスでは3本のブレークポイントを握り、大きなチャンスを手にする。しかしイストミンはウィナーとサービスエース2本でしのいでキープに成功すると、試合は再びタイブレークへ。
タイブレークではバグダティスが大きくリードし、最初に手にしたマッチポイントでしっかりポイントを決めると、そのまま試合に終止符を打った。
試合後、バグダティスは「第2セットではチャンスがありましたが、うまく生かせませんでした。第3セットの序盤ではひどいプレーをしてしまいましたが、試合はまだ終わっていないと信じていました。」と振り返った。
バグダティスは決勝でノーシードから勝ち上がったV・トロイキ(セルビア)と対戦する。トロイキは準決勝でP・クエバス(ウルグアイ)を6-3, 6-3で下しての勝ち上がり。
今週のトロイキは好調で、まだ1セットも落としていない。決勝戦では格上のバグダティスに胸を借りる格好となるが、どこまで食いついていけるか、注目が集まる。
一方、敗れたクエバスは、2回戦で第1シードのN・ダビデンコ(ロシア)を撃破し、準々決勝では第5シードのR・シュティエパネック(チェコ共和国)に勝っていたが、準決勝では疲れが溜まっていたのか、トロイキにストレート負けを喫した。
今大会の優勝賞金は18万1750ドル。
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