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女子テニスツアーのユニセフ・オープン女子（オランダ/スヘルトヘンボシュ、賞金総額２２万ドル、芝）は１５日、シングルス２回戦４試合が行われ、第７シードのＡ・ペトコビッチ（ドイツ）が元女王のＡ・イバノビッチ（セルビア）を6-4, 6-7 (4-7), 6-1のフルセットで下し、ベスト８進出を果たした。

２００８年には全仏オープンを制し、世界ランク１位の座を射止めたイバノビッチであったが、その直後からスランプに陥りトップから陥落してしまっていた。今季に入り、再びトップ１０入りするために調子を上げてきているイバノビッチは、１２本のサービスエースを決めるなど、かつてのプレーを垣間見せていた。

「友達の対戦はいつも大変ですが、自分のプレーに集中することも出来ます。サーブは悪くなかったけど、彼女の読みが素晴らしく、調整するのに苦労しました。彼女はとても良いプレーをしていました。」とイバノビッチ。

また、今大会では残念ながら負けてしまったが、そのおかげで水曜日にはウィンブルドン入りすることが出来るイバノビッチは「良い準備が出来ていると思います。何日か練習できますし、１試合ごとに大会に慣れるでしょう。自信がありますし、良いプレーもしているし、感触もいいですが、何よりも楽しむことが大切です。」と意気込みを語った。

この他の２回戦では、Ｋ・フリッペンス（ベルギー）が第３シードのＭ・キリレンコ（ロシア）に対し6-3, 3-3とした場面でキリレンコが腹筋痛のために棄権、フリッペンスがベスト８進出を決めているほか、Ｓ・ザラボバ（チェコ共和国）がＭ・リバリコワ（スロバキア）に7-6 (7-1), 4-6, 6-2で、Ｄ・チブルコワ（スロバキア）がＡ・ルス（オランダ）に6-2, 7-5で勝利している。

またこの日は最後のシングルス１回戦も行われており、第４シードのＹ・シュウェドワ（カザフスタン）がＡ・パーラ=サントンハ（スペイン）に6-1, 6-2のストレートで快勝、２回戦進出を決めている。

今大会の優勝賞金は３万７０００ドル。