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テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、クレー)は大会3日目の25日、女子シングルス1回戦が行われ、クルム伊達公子(日本)が第9シードのD・サフィーナ(ロシア)を3-6, 6-4, 7-5の逆転で破り、2回戦に進出した。
4回戦に進出した1996年以来となる全仏オープン本戦の舞台に臨んだクルム伊達は、試合開始からサフィーナに5ゲームを連取される。その後、3ゲームを取り返したクルム伊達であったが、第9ゲームをキープしたサフィーナがこの第1セットを先取する。
第2セット第1ゲーム、サフィーナがいきなりブレークを許したクルム伊達は2-4とリードされてしまうも、そこから4ゲームを連取し逆転でこのセットを奪取、試合はファイナルセットに突入する。
クルム伊達のサービスゲームで始まった第3セット、第1、第5ゲームでサフィーナにブレークを許したクルム伊達はゲームカウント1-4と大きくリードされてしまうも、そこから4ゲームを連取すると、逆に5-4とリードを奪うと第12ゲームでこのセット3度目のブレークに成功、2時間34分の激闘に終止符を打った。
2008年から2年連続で今大会の準優勝者であるサフィーナは、試合を通して18本のダブルフォルトを犯すなどサーブが大乱調、ウィナーも12本にとどまると、凡ミスの数は38本だった。
15年前の今大会でベスト4進出を果たしていたクルム伊達は、63本もの凡ミスを犯したものの、サフィーナを大きく上回る37本のウィナーを決めていた。
2008年の現役復帰後、初めてグランドスラムの舞台で勝利を手に入れたクルム伊達は「彼女には気の毒だけど勝てて本当に嬉しい。」と喜びを語った。
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