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男子テニスツアーのマスターズ1000大会であるムチュア・マドレーニャ・マスターズ・マドリッド(スペイン/マドリッド、賞金総額283万5000ユーロ、クレー)は16日、シングルス決勝が行われ、第2シードのR・ナダル(スペイン)が第1シード-ンのR・フェデラー(スイス)を6-4, 7-6 (7-5)のストレートで下し、史上最多となる通算18度目のマスターズ大会制覇を成し遂げた。
今季のクレーコートでの成績を15勝0敗としたナダルは、23日から始まる全仏オープンで優勝候補となることに対する質問に対し「今年についてはとても満足している。最高の状態に戻れたと思うし、僕にとってはそれが一番大事なことだよ。僕が優勝候補だって?去年もそうだったけど、負けちゃったよ。」とコメントしている。
ナダルは昨年の今大会でも決勝に進出したものの、フェデラーに敗れ準優勝に終わっていた。通算2度目となるマドリッドでの優勝で、マスターズのタイトル数ではA・アガシ(アメリカ)を抜き歴代トップに、フェデラーには2勝の差をつけた。
最新の世界ランキングで2位になるナダルは「一番重要なことはホームで勝てたこと。マドリッドで勝つのは夢なんだ。ランキングのことは、その後に考えるよ。フェデラーが相手だと、いつも難しくなるんだ。」と語った。
ナダルは今季、モンテカルロとローマでのマスターズ大会も制しており、史上初となる同一シーズンでの3大会制覇を達成している。3大会で優勝するまでわずか2セットしか落とさなかったナダルは、フェデラーとの対戦成績を14勝7敗、クレーコートでは10勝2敗としている。
1年ぶりとなる直接対決に敗れたフェデラーは「今日はタイトルを守ることができなかった、だけどラファは信じられないクレーコートシーズンを過ごしていると思うよ。今はパリを楽しみにしている。クレーコートでのプレーには満足しているよ。」とコメントを残した。
この日の試合は両者共にサービスキープに苦しむ展開となった。第1セット第3ゲームでナダルが3本目のチャンスでブレークを決めると、その直後のゲームでフェデラーがブレークバックに成功、お互いに譲らない展開が続く。
2005年以来となる今大会タイトルを狙うナダルは、第7ゲームでこのセット2度目のブレークに成功し4-3と再びリードを奪う。続く第8ゲーム、フェデラーは15-40とブレークチャンスを迎えるが、ここでナダルが粘り何とかサービスキープに成功すると、そのままセットを先取する。
このセットも序盤でナダルがブレークすると、フェデラーがブレークバックに成功するという展開となったが、第5ゲームでナダルが2度目のブレークに成功しリードを奪う。
このまま試合が終わると思われたが、第7ゲームでフェデラーが再びブレークバックに成功すると、このセットはタイブレークに突入する。タイブレークでは、フェデラーがバックハンドをネットにかけるミスを犯すと、ナダルが2本のマッチポイントを握る。1本目は何とか切り抜けたフェデラーであったが、2本目のマッチポイントでフォアハンドをミスしてしまいゲームセット。2時間10分でナダルが勝利を収めた。
試合後の会見でフェデラーは「また僕らが対戦することができて良かったし、良い試合への期待に応えられたね。僕らは二人とも良いパフォーマンスだった。彼は信じられないプレーで応えてくれた。結局、彼はラファエル・ナダルだったってことだね。」とライバルを称えた。
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