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男子テニスツアーのBNPパリバ・マスターズ(アメリカ/インディアンウェルズ、賞金総額364万5000ドル、ハード)は日曜日に決勝戦を行い、第20シードのI・リュビチッチ(クロアチア)が第7シードのA・ロディック(アメリカ)を 7-6 (7-3), 7-6 (7-5)のストレートで下し、初のマスターズ優勝を果たした。リュビチッチは優勝賞金60万5500ドルを獲得した。
リュビチッチは出だしの第1セット第1ゲームのロディックのサービスでいきなり0-40とリードするが、結局ブレーク出来ずに終わる。その後、第4ゲームの自分のサービスゲームではロディックにブレークポイントを握られてしまうが、サービスエースとバックハンドのウィナーで何とか凌ぐ。
試合はキープが続き、そのまま第1セットはタイブレークへ。サーブで押すリュビチッチは6-3とリードを重ねると、最後はフォアハンドのクロスのパスを決め、同セットを先取する。
第2セットもお互いにサービスキープが続く展開となった。第9ゲームではロディックが2本のブレークポイントを握るが、リュビチッチは強力なファーストサーブを決め、何とかキープに成功する。
結局試合はそのまま、またもやタイブレークへ。リュビチッチは連続してサービスエースを決めると4-1とリードを重ね、その後、ロディックがフォアをネットにかけると5-1となる。
意地をみせるロディックは3本のマッチポイントを凌ぐと、5-6まで持ち込む。しかしそこから「4度目の正直」でリュビチッチはきちんと第1サーブを決め、7-5で試合に終止符を打った。
ビッグサーブを武器とするリュビチッチは21本のサービスエース、42本のウィナーを繰り出し、2時間7分の激戦を制した。リュビチッチは優勝を決めると、両腕を空へ向かって高く伸ばした。
31歳のリュビチッチはこれまでマスターズで3度決勝に進んでいたが、いずれも準優勝に終わっており、4度目の挑戦で念願のビッグタイトル獲得となった。また、今回の優勝でATPツアー10勝目をマークした。
優勝を決めた後のコートサイドのインタビューでリュビチッチは「すばらしい1週間だった。」と喜びあふれる表情で話した。
リュビチッチは今大会絶好調で、4回戦では第2シードのN・ジョコビッチ(セルビア)、準決勝では第3シードのR・ナダル(スペイン)を撃破していた。
リュビチッチは力強くかつオールラウンドのプレーが功を奏したと話した。リュビチッチは強力なサービスのみならず、アングルショットやセンスのいいボレーをうまく組み合わせた。
一方、敗れたロディックは、勝てば今大会で2001年のA・アガシ(アメリカ)以来のアメリカ人による優勝となったが、来年以降に持ち越しとした。
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