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クルム伊達が快勝で2回戦へ◇BNPパリバ・オープン女子

女子テニスツアーのBNPパリバ・オープン女子(アメリカ/インディアンウェルズ、賞金総額450万ドル、ハード)は10日、シングルス1回戦が行われ、世界ランク62位のクルム伊達公子(日本)が同46位のM・シンク(ハンガリー)を6-2, 6-2と、わずか64分の快勝で初戦突破を決めた。

この日、試合を通して自身のサービスゲームでは高い確率でポイントを獲得したクルム伊達は、得意のリターンでシンクを苦しめた。

第1セットは1度もブレークを許さず、逆にシンクから2度のブレークを奪い終始試合をコントロールしたクルム伊達。第2セットに入り、第2ゲームでブレークを奪ったが、続く第3ゲームでこの日唯一のブレークを許すも、その後も2度のブレークに成功しシンクを圧倒した。

先月行われたフェドカップに1996年以来となる日本代表として出場したクルム伊達は、アジア・オセアニア・ゾーン、グループ1のリーグ戦のシングルス全てで勝ち星をあげ日本の勝利に貢献したが、最後の試合で左足首を捻挫。その後出場したパタヤ・オープン1回戦を途中棄権し、それ以降は治療とリハビリに専念して今大会へ臨み、この日の勝利を獲得した。

2回戦でクルム伊達は第15シードのF・スキアボーネ(イタリア)と対戦する。今大会はシード選手32名全員が1回戦を免除されているため、2回戦からの登場となる。

その他の試合では、元世界ランク1位のJ・エナン(ベルギー)がセンターコートに登場。M・リバリコワ(スロバキア)を6-2, 6-2と実力の差を見せ付けて2回戦へ駒を進めた。2008年5月に、世界1位のまま突然の引退を表明したエナンは、今シーズン開幕からツアー復帰。復帰戦のブリスベン国際で準優勝、その後の全豪オープンでも準優勝と、かつてのプレーは健在だった。

2004年のチャンピオンであるエナンは「とても気分が良いわ。この大会はとても好きな大会なの。約1ヶ月試合から離れていたから、今日のプレーには満足している。もちろん完璧ではなかったけど、良いリズムだったし、ネットにも積極的に出られたから、気持ち良くプレーができた。」と試合を振り返った。

「もっと試合が必要ね。オーストラリアでは自分がやっていけると証明できたわ。ある程度のレベルにはそれほどの試合はいらないとも感じたの。でも、まだ足りない。全仏オープンやウィンブルドンの頃までには、ベストの状態にして行きたい。試合に慣れることはそんなに簡単なことじゃないし、もっと試合に勝って自信を付ける必要があるの。精神的にも肉体的にもね。」と、今後の試合にも高いモチベーションを持っていた。

大会出場数が足りないため、未だにランキングを持たないエナンは、主催者推薦で出場権を獲得しており、世界ランク53位のリバリコワを68分で一蹴して初戦突破を決めた。2回戦では第31シードのG・ドゥルコ(アルゼンチン)と対戦する。

その他の試合結果は以下の通り。

T・タナスガーン(タイ) ○-× E・ガロビッツ(ルーマニア), 6-2, 6-3
E・バルタチャ(英国) ○-× A・グラッチ(アメリカ), 6-3, 6-7 (3-7), 6-4
A・モリック(オーストラリア) ○-× T・マレック(ドイツ), 6-1, 6-3
V・キング(アメリカ) ○-× C・マクヘイル, 7-5, 6-3
J・クレイバス(アメリカ) ○-× E・ダニリドー(ギリシア), 6-0, 7-5
P・シュニーダー(スイス) ○-× T・ガルビン(イタリア), 6-1, 6-2
S・ポン(中国) ○-× E・マカロバ(ロシア), 6-1, 2-6, 6-4
V・ドゥシェヴィナ(ロシア) ○-× J・ドキッチ(オーストラリア), 6-0, 6-3
S・シルステア(ルーマニア) ○-× K・カネピ(エストニア), 6-7 (1-7), 6-3, 6-4
O・ゴヴォルツォバ(ベラルーシ) ○-× I・ベネソバ(チェコ共和国), 6-0, 4-6, 7-6 (10-8)
V・ラッツァーノ(フランス) ○-× K・バロア(ドイツ), 6-3, 6-4
K・フリッペンス(ベルギー) ○-× T・バシンスキー(スイス), 7-6 (7-4), 6-7 (5-7), 6-1
P・エルコグ(スロベニア) ○-× I・オラル(ルーマニア), 7-5, 6-4
A・チャクエタゼ(ロシア) ○-× A・ケタボング(英国), 2-6, 6-3, 6-1

今大会の優勝賞金は70万ドル。

(2010年3月11日14時32分)
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