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女子のトップ選手達によるエキシビション・マッチであるビリー・ジーン・キング・カップは1日、ニューヨークはマディソン・スクエア・ガーデンで開催され、その決勝でV・ウィリアムズ(アメリカ)がK・クレイステルス(ベルギー)を6-4, 3-6, 7-5のフルセットで破り、1夜限りの試合で賞金40万ドルを手に入れた。
女子テニス界の重鎮であるB・ジーン・キング(アメリカ)の名前を冠したエキシビション・マッチは、グランドスラム7勝のヴィーナス、昨年のUSオープン覇者であるクレイステルス、世界ランク3位のS・クズネツォワ(ロシア)、そして2008年の全仏女王であるA・イバノビッチ(セルビア)という豪華なメンバーによる賞金総額120万ドルのワン・ナイト・トーナメントとして開催された。
1万人を超える観衆がヴィーナスを応援するなか行われた決勝で、クレイステルスは自分のリズムを見つけるのに苦労したようだ。「序盤は積極的な展開を見つけるのに時間がかかったわ。もし100%の感覚がなかったら、とても難しいこと。少し自分のプレーを探さなきゃならなかったし、コートでの自分のポジションを見つけるのに必死だった。試合が進むにつれて、良くなっていったわ。」
第1セット第1ゲームでブレークに成功したヴィーナスは、そのままサービスキープを続け、このセットを先取すると、第2セットでも序盤の2ゲームを連取しリードを奪っていた。
しかしクレイステルスにブレークバックを許したヴィーナスは、再び訪れたブレークピンチで痛恨のミスを犯し、逆にリードを奪われセットオールに追いつかれてしまう。
ファイナルセットでも接戦が続くが、土壇場でブレークに成功したヴィーナスがクレイステルスを突き放し勝利、賞金40万ドルを手に入れた。
「マッチポイントではいつでも自信に溢れるから、マッチポイントを取ることが好きなの。」とヴィーナス。「4本のマッチポイントになったら、素敵なことだわ。」
準決勝はノーアドバンテージ方式の1セットマッチとして行われ、ヴィーナスがクズネツォワを6-4で、クレイステルスがイバノビッチを7-6 (7-2)でそれぞれ下し、決勝進出を決めていた。
今大会には元々、世界ランク1位であるS・ウィリアムズ(アメリカ)が出場する予定であったが、足の怪我のために欠場しており、その代わりにイバノビッチが出場することとなった。
そのため今大会は、クレイステルスとセリーナは昨年のUSオープン準決勝でも対戦しており、両者の再戦に注目が集まっていたが、残念ながら実現することはなかった。
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