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男子テニスツアーのチャイナ・オープン男子(中国/北京、賞金総額450万ドル、ハード)は日曜日に決勝戦を行い、第2シードのN・ジョコビッチ(セルビア)が第8シードのM・チリッチ(クロアチア)を6-2, 7-6(7-4)で下し、見事、優勝を飾った。
ジョコビッチは第1セットの第6、8ゲームでブレークすると、そのリードを守りきり6-2で第1セットを先取。第2セットではお互いに3度のサービスブレークをするなど接戦となり、このセットはタイブレークへ突入する。
タイブレークではそれまで好調だったチリッチがやや調子を落とし、ジョコビッチが6-4とリードすると、最後はチリッチのリターンがワイドに流れ、試合に終止符が打たれた。
試合後、ジョコビッチは「辛抱強さ、ショットの選択、そして過去の経験が今日の勝者を決めたと思う。必要なときに気を奮い立たせ、いいショットを打てたのが勝因。」と話した。これで両者の対戦成績はジョコビッチの4勝0敗となった。対戦はすべて、ハードコートで行われている。
チリッチは準決勝で世界ランク2位のR・ナダル(スペイン)を下しており、その結果、世界3位のジョコビッチの優勝への道のりは比較的楽なものになっていた。
また第1セットでは雨による中断が90分あったが、そのおかげでジョコビッチは考えを整理することができたようだ。「雨による中断の後は、良いプレーができるようになっていた。中断の間、気力を取り戻し、再開後の戦術やプランについて考えることができたんだ。再開後はフレッシュな気持ちでプレーすることができた。第2セットを奪えたのは集中力を維持し、焦点を絞ることができたから。」
一方のチリッチにとっては、雨による中断が悪影響となったようだ。チリッチは「試合開始当初、いいプレーができていた。でも中断後は状況が少し異なっていた。気温は少し下がり、彼(ジョコビッチ)のプレーはよくなり、自分はミスが増えて元の状態には戻れなかった。」と肩を落とした。
チリッチは第2セット、それぞれ5-4、6-5の場面で自分のサービスゲームを迎え、セットオールとするチャンスがあったが、いずれもジョコビッチにブレークバックされ、ファイナルセットへ持ち込む機会を失った。チリッチは「大事な場面でいいプレーができなかった。それが敗因。」と話している。
勝ったジョコビッチは優勝賞金50万ドルを獲得し、そのまま、同じ中国内で行われる次の大会・上海マスターズに向けて、会場を後にした。ジョコビッチは今大会で得た勢いを持続できるか、注目が集まっている。
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