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テニスのグランドスラムであるUSオープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は大会3日目の2日、残りのシングルス1回戦16試合と2回戦2試合が行われ、1回戦に登場した第3シードのR・ナダル(スペイン)、第6シードのJ・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)、第9シードのG・シモン(フランス)らシード勢が順当に勝ちあがっている。
今大会に優勝すれば生涯グランドスラム達成となるナダルは、元世界ランク7位のR・ガスケ(フランス)に6-2, 6-2, 6-3でストレート勝ちを収めている。2ヶ月間の休養を必要としていたナダルの膝の調子が気になるところだが、ガスケが放ったドロップショットに対し完璧に追いつきウィナーにするなど、問題はないように思われた。
ナダルに対しドロップショットを試みるも成果を得られなかったガスケは「彼は優勝できるね。日が経つごとに彼は上手くなっているし、勝てると思うよ。彼はすでに他の3大会でタイトルを獲得しているし、間違いなく優勝候補の1人だ。」と脱帽するしかなかった。
一方のナダルは試合後の会見で「普段は1回戦でガスケのような大変な相手だと少し緊張するんだけど、今日はプレッシャーを感じる代わりに、ここでテニスを楽しめるなんて何てラッキーなんだって考えていたよ。テニスをすることは僕の趣味でもあり仕事でもある。とてもポジティブなことだよ。」とコメントを残した。
昨年のベスト8であるデル=ポトロは、J・モナコ(アルゼンチン)に6-3, 6-3, 6-1のストレートで快勝、順当に2回戦に駒を進めている。この試合でデル=ポトロは、ファーストサーブ時には81%と高確率でポイントを獲得するなど、安定した試合運びを展開し、2時間5分で世界ランク41位のモナコを圧倒した。
世界ランク9位のシモンはD・ヒメノ=トラバー(スペイン)を6-4, 7-6 (7-3), 6-3で破り、初戦突破を決めている。ヒメノ=トラバーに3度のサービスブレークを許したシモンであったが、自らが得た6本のブレークチャンス全てをゲームに結びつけるなど勝負強さを見せると、2時間5分で初戦突破を決めた。
この日は今大会から2人の選手が別れを告げることとなった。今季限りでの引退を表明している、元王者のM・サフィン(ロシア)とベテランのF・サントロ(フランス)が最後のUSオープンに臨んだものの、それぞれ初戦で敗退となっており、2人のグランドスラムが静かに幕を下ろしている。
また2試合だけ行われたシングルス2回戦では、第1シードのR・フェデラー(スイス)がS・グロイル(ドイツ)を6-3, 7-5, 7-5で、第31シードのL・ヒューイット(オーストラリア)がJ・I・チェラ(アルゼンチン)を6-3, 6-3, 6-4でそれぞれ下し、3回戦に駒を進めている。この結果、フェデラーとヒューイットが3回戦で早くも対戦することとなった。
この他の試合の結果は以下の通り。
G・モンフィス(フランス) (13) ○-× J・シャーディ(フランス), 6-1, 6-4, 6-3
D・フェレール(スペイン) (18) ○-× A・マルティン(スペイン), 7-5, 5-7, 6-3, 6-3
J・C・フェレーロ(スペイン) (24) ○-× F・サントロ, 6-4, 6-3, 6-3
N・アルマグロ(スペイン) (32) ○-× S・ダルシス(ベルギー), 6-2, 6-4, 2-6, 7-6 (10-8)
T・ベルッチ(ブラジル) ○-× ルー・イェンスン(台湾), 6-4, 6-2, 6-3
N・キーファー(ドイツ) ○-× M・ロドラ(フランス), 6-3, 6-4, 6-4
P・クエバス(ウルグアイ) ○-× C・グシオネ(オーストラリア), 6-4, 7-6 (7-4), 6-0
A・ベック(ドイツ) ○-× E・コロレフ(ロシア), 6-3, 6-4, 2-6, 2-6, 6-4
J・メルツァー(オーストリア) ○-× M・サフィン, 1-6, 6-4, 6-3, 6-4
D・ケレラー(オーストリア) ○-× R・マシャド, 6-2, 6-4, 2-6, 6-2
J・アカスーソ(アルゼンチン) ○-× M・ダニエル(ブラジル), 6-2, 6-4, 6-3
P・ペッツシュナー(ドイツ) ○-× S・スタコフスキ(ウクライナ), 7-6 (7-3), 6-7 (6-8), 6-4, 4-6, 6-3
R・ジネプリ(アメリカ) ○-× A・パベル(ルーマニア), 5-7, 6-2, 6-4, 6-0
今大会の優勝賞金は160万ドル。
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