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連日お伝えしている仏テニス界の若きエース、R・ガスケ(フランス)のコカイン陽性反応のニュース。この事実は、あらゆるスポーツ界へ波紋を広げている。3月のマイアミのマスターズ・シリーズ中に採取したガスケの尿サンプルBからも同じ反応が出てしまったことで、今月24日からの全仏オープンへの出場は絶望となった。
これまで採取した尿サンプルAからコカインの陽性反応が出ており、同時に採取した尿サンプルBからも同じような反応が出た場合、2年間の大会出場停止処分が下る可能性が高いと伝えられていた。それは本人の口からこう語られた。
「今年3月にマイアミで採取したサンプルBからもサンプルAと同じ陽性の結果が出た。今は、身の潔白を証明できる要素を集めているところ。そしてそれを主張する的確な時を見定めているところなんだ。」と語るガスケは、個人的に髪の毛からの検査を5月7日に行い陰性の結果がでている。その結果などから、3月に尿から採取された結果への異議申し立てを行うつもりでいる。
仏テニス協会(FFT)は、国際テニス連盟(ITF)や世界アンチ・ドーピング機構(WADA)からの正式な確認が取れるまで、ガスケに対して接触を控えていると言う。
このサンプルBからも同じコカイン陽性反応が出たことで、ITFは60日間のうちに陪審員を集めた公聴会を開く予定で、その結果有罪と判断が下されたら2年間の出場停止処分が確定する。その公聴会が終わるまでも大会への出場は禁止されているため、今月24日から始まる全仏オープンへの出場は不可能となり、FFTはその出場者リストからガスケの名前を消した。
現在22歳のガスケは、若干9歳の時にすでにフレンチ・テニス・マガジンの表紙を飾るほど、ジュニアの頃から将来を有望視された選手だった。15歳10ヶ月でモンテカルロのマスターズ・シリーズの予選に主催者推薦で出場し、予選を勝ち上がり本戦入りを果たし、初戦を突破して2回戦でM・サフィン(ロシア)に敗れるも、サフィンにトップ25位の力があると言わしめた逸材。
フランスのベテラン、F・サントロ(フランス)も彼についてコメントしている。「彼が9歳の時から知っている。本当に驚いているよ。彼の生活スタイルも人柄も知っている。だから余計に驚いているんだ。電話で話をしたけど、彼はとても悲しんでいるし、とてもショックを受けている。」と、地元のラジオのインタビューに答えた。
テニス界で記憶に新しいのは、2007年に元世界ランク1位のM・ヒンギス(スイス)がウィンブルドンでコカイン陽性の反応が出たこと。ヒンギスは使用を否定したが、2年間の出場停止処分が決まってしまった。しかしヒンギスは、反論して身の潔白を証明するまでに長い時間がかかることなどから、戦うことを望まずに引退してしまった。
ヒンギスとは違い、まだ22歳と若いガスケは、今後は身の潔白を証明するために戦う覚悟でいるようで、これからの彼やFFTの動向に注目が集まる。
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