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元世界王者で、現在は世界２位のＲ・フェデラー（スイス）は、土曜日、故郷のスイス・バーゼルで長年の恋人で元プロテニス選手のミルカ・バブリネックさんと結婚式をあげた。フェデラーは自身のウェブサイトで「親しい友人と家族に囲まれて」結婚した、と報告した。

またフェデラーは「美しい春の日で、信じられないほど素敵な式だった。」と語っている。

出会いは二人がスイス代表を務めた２０００年のシドニー・オリンピックまで遡り、約９年越しの交際の末のゴールインだった。二人は先月、バブリネックさんが懐妊したことを公表していた。

今後のフェデラーは、来週から始まるモンテカルロ・マスターズに出場する。フェデラーは当初、出場しない意向を表明していたが、木曜日になって、土壇場でワイルドカード（主催者推薦枠）を受け取っている。フェデラーは同大会で過去３度準優勝を飾っているが、優勝はまだない。

フェデラーは近年、全盛期に比べるとやや調子を落としており、昨年の１０月以降、ツアー優勝がない。しかし今夏には得意とするウィンブルドンで６度目の優勝を目指す。年初の全豪では決勝まで進んだものの、世界１位のＲ・ナダル（スペイン）に敗れている。

フェデラーには、今回の人生の節目を機に、世界１位奪還に向けた軌道にうまく乗ってもらいたいところだ。