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男子テニスツアーのPBZザグレブ・インドア(クロアチア/ザグレブ、賞金総額45万ユーロ、ハード)は大会4日目の木曜日に、シングルス2回戦残り5試合を行い、第7シードのM・アンチッチ(クロアチア)がT・ガバシュビリ(ロシア)を6-1, 6-1の圧勝で下すなど、ベスト8が出揃ったが、第3シードのI・カルロビッチ(クロアチア)らが敗れる波乱があった。
元世界ランク7位のアンチッチは、地元の期待を背に武器であるサーブをフルに生かし、ガバシュビリに1度もブレーク・ポイントを握らせず、わずか67分で危なげなく勝利を奪った。2007年から2008年に掛けて病気を患いツアー離脱したアンチッチは、一時期は136位までランキングを下げていた。現在は29位とかつてのプレーを取り戻しつつある彼は、予選勝者のI・ドジグと準々決勝を行う。
同425位のドジグは、1回戦で第1シードのI・アンドレエフ(ロシア)を下す大金星を上げており、この日もE・ガルビス(ラトビア)を7-6 (7-3), 6-4のストレートで下し、その勢いは止まらない。23歳のドジグはこれが自身初のATP大会ベスト8入りで、準々決勝では同胞のアンチッチの胸を借りる。
一方この日は、第3シードのカルロビッチと第4シードのP・H・マチュー(フランス)がいずれも敗れ、上位シード勢に波乱が起きた。その波乱を演じたのは、S・スタコフスキ(ウクライナ)とJ・ヘルニチ(チェコ共和国)で、スタコフスキはカルロビッチを6-4, 3-6, 6-3で、ヘルニチはマチューを6-7 (7-9), 6-4, 6-2といずれも接戦を制しての8強入り。
スタコフスキは前日にベスト8入りを決めたV・トロイキ(セルビア)と、ヘルニチはM・ズベレフ(ドイツ)とそれぞれ準々決勝で顔を合わせる。ズベレフはV・ハネスク(ルーマニア)を6-4, 5-7, 7-6 (9-7)と2時間38分のマラソン・マッチを制して準々決勝へ進出を決めた。
今大会の優勝賞金は7万3000ユーロ、優勝ポイントは250。
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