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北京オリンピックのテニス競技（中国/北京、ハード）は最終日の１７日、男子シングルスの決勝が行われ、全仏オープン、ウィンブルドンを制して今季絶好調のＲ・ナダル（スペイン）が優勝し、同競技ではスペイン勢として史上初の金メダルを獲得した。

第１２シードのＦ・ゴンサレス（チリ）を、6-3, 7-6 (7-3), 6-3のストレートで下した第２シードのナダルは、「今年の僕の功績は、夢でさえも想像していなかったほどだよ。これら（全仏オープン、ウィンブルドン、オリンピック）に勝つことは難しいことだとは分かっている。特に、オリンピックは４年に１度しかチャンスがないからね。今日の試合はほとんど完璧なプレーだったと思う。」と喜びのコメントをした。

また、ナダルは１８日付の世界ランキングでＲ・フェデラー（スイス）を抜いて新世界王者になることが決まっており、金メダルで自ら花を添えることとなった。

アテネ大会で獲得した銅メダルから１つ上の色に変えたゴンサレスは、「第２セットではチャンスがあったけど、獲りきれなかった。その後はラファの独壇場さ。彼に走らされてしまった。彼は、過去数ヶ月の主要大会を制している素晴らしいチャンピオンだよ。」と話した。

銅メダルには、今季全豪オープン覇者のＮ・ジョコビッチ（セルビア）が輝いている。