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女子テニスＷＴＡティア１大会のカタール・テレコム・ドイツ・オープン（ドイツ・ベルリン、賞金総額１３４万ドル、クレー）は６日、シングルス２回戦に上位シード勢が登場し、第５シードのＳ・ウィリアムズ（アメリカ）はＦ・スキアボーネ（イタリア）を6-2, 6-3で下して危なげなく３回戦進出を決めた。

上位８シード選手は１回戦が免除されているため、この試合が初戦だったセリーナは、同大会には決勝でＪ・エナン（ベルギー）に敗れた２００２年以来の登場。今季のセリーナは、バンガロール、マイアミ、チャールストンと３大会連続優勝を果たしており、この日の勝利でシングルス１６連勝と好調を維持している。今季唯一の敗戦は、全豪オープン準々決勝でＪ・ヤンコビッチ（セルビア）に敗れたときだけとなっている。
今年２勝目を獲得したマイアミでは女王エナンを6-2, 6-0の圧勝で破るなど元女王の実力を発揮しており、今大会も優勝候補の筆頭に挙げられるセリーナは、順当に勝ち上がると、エナンとは準々決勝で対決することになる。

その他の２回戦では、第７シードのＥ・デメンティエワ（ロシア）がＫ・ボンダレンコ（ウクライナ）を6-1, 6-2で、第８シードのＭ・バルトリ（フランス）がＬ・サファロバ（チェコ共和国）を6-0, 6-3でいずれも圧勝し、３回戦へ駒を進めた。

また、この日はシングルス１回戦の残り１０試合が全て実施されたが、シード勢が敗退する波乱があった。第９シードのＰ・シュニーダー（スイス）はＶ・ドゥシェヴィナ（ロシア）に2-6, 3-6で、第１２シードのＮ・バイディソバ（チェコ共和国）もＧ・ドゥルコ（アルゼンチン）に6-4, 1-6, 2-6の逆転で敗れ、大会を去っている。

その他の試合結果は、以下の通り。
Ｓ・ポン（中国） ○-× Ｊ・クレイバス（アメリカ）, 7-6 (7-4), 5-7, 6-0
Ｍ・キリレンコ（ロシア） ○-× Ｅ・ヴェスニナ（ロシア）, 2-6, 7-5, 6-2
Ｃ・カスターノ（コロンビア） ○-× Ｇ・ウォスコボエワ（ロシア）, 6-2, 6-2
Ａ・クレイバノワ（ロシア） ○-× Ｏ・ゴヴォルツォバ（ベラルーシ）, 6-0, 6-0
Ａ・アマンムラドワ（ウズベキスタン） ○-× Ａ・レザイ（フランス）, 7-5, 7-5
Ｖ・アザレンカ（ベラルーシ） ○-× Ｃ・デラクア（オーストラリア）, 6-2, 6-2
ヤン・ツー（中国） ○-× Ｍ・ミュラー（ドイツ）, 6-2, 6-3
Ａ・メディーナ=ガリゲス（スペイン） ○-× Ｔ・ガルビン（イタリア）, 3-6, 7-5, 2-2, ret

今大会の優勝賞金は１９万６千６００ドル。