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ソニー・エリクソン・オープンの女子部門(ティア1、賞金総額377万ドル、ハード)は5日、シングルス決勝を行い、第8シードのS・ウィリアムズ(アメリカ)が第4シードのJ・ヤンコビッチ(セルビア)を6-1, 5-7, 6-3で下し、見事2連覇を果たした。
この大会は、2002~04年にも3連覇している相性の良い大会で、ウィリアムズは記念すべきツアー通算30勝目達成し、S・グラーフに並ぶ5勝目となった。また、今季はバンガロールの大会に続く2勝目で、優勝賞金として59万ドルを獲得した。
試合後、ウィリアムズは「今やりたいことは、テニスをし、ベストを尽くして勝つことね。自分の全人生をテニスに費やしているわ。今回も一生懸命、練習してきたのよ。」と元世界1位のプライドを見せた。
決勝の第1セット、ウィリアムズは簡単に6-1で奪い、第2セットも5-4とリードして、試合を決めたかに見えたが、ヤンコビッチが3ゲーム連取して、第2セットを奪い返した。
しかし、第3セットに入ると、ウィリアムズがいきなり5ゲーム連取。その後、ウィリアムズは2ゲームを取られ、第8ゲームでも3本のマッチポイントを逃してしまう。5-3と追い上げられたウィリアムズは感情を抑えきれず、コートにラケットを叩きつけたが、「1時間以内にストレート勝ちできた試合なのに、ミスが増えてしまって、一方で彼女(ヤンコビッチ)のプレーはどんどんよくなっていった。彼女には失うものは何もなかったから、脅威だったわね。」と振り返った。
しかし、その後は第9ゲームをウィリアムズが奪い、大激戦に終止符を打った。
惜しくも準優勝に終わったヤンコビッチは「逆転勝ちを狙っていた。がんばったわ。セリーナ(ウィリアムズ)はなかなか試合を終わらせられなかったにもかかわらず、精神的にタフだった。彼女がベストのテニスをし、サーブの調子がいいときは、勝つのはなかなかむずかしいわね。」と肩を落とした。
昨年6月のバーミンガムの大会以来、久々の優勝を狙ったヤンコビッチは、今回優勝していればランキングがキャリア最高の2位まで上がっていただけに、残念な結果となった。ヤンコビッチは1月の全豪オープン準々決勝ではウィリアムズに勝っていた。これで両者の対戦成績は3勝3敗の五分となった。「今日のセリーナはすごかったわ。いつもよりいいプレーをしていた。優勝にふさわしいと思う。」と勝者を称えた。
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