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(スペイン、マドリッド)
女子テニスWTAツアー最終戦のソニー・エリクソン・チャンピオンシップス(賞金総額300万ドル)は10日、トーナメント方式の準決勝が行われ、世界ランク1位のJ・エナン(ベルギー)が世界ランク4位のA・イバノビッチ(セルビア)を6-4, 6-4のストレートで下し、見事決勝に駒を進めた。
予選は赤組と黄組に分かれてラウンドロビン方式で行われていた。
昨年覇者のエナンは、2002年、2003年と優勝したK・クレイステルス(ベルギー)以来の連覇を目指す。また、エナンはこれで今季出場した14大会で11度目の決勝進出を決め、今季10勝目、キャリア通算39勝目をもくろむ。また今季のシングルス成績は62勝4敗と、驚異的な数字を記録している。現在は24連勝中で、今大会では昨年と今年で12セット連続でものにしている。
準決勝の相手は20歳の上昇株イバノビッチだったが、見事ストレート勝ちを収めた。第1セット、エナンはブレークポイントを9本握られたが、7本を防ぎ、逆にイバノビッチのサービスを3度ブレークし、第1セットを先取した。第2セットでは、いきなりエナンが3-0とリード。イバノビッチも一時は追いつく健闘を見せたが、勢いを持続したエナンがそのままストレート勝ちを収めた。
ウィンブルドンの準決勝でM・バルトリ(フランス)に足元をすくわれて以来、負けなしのエナンだが、決勝では第6シードのM・シャラポワ(ロシア)と対戦する。試合後「決勝はタフな試合になると思うわ。彼女(シャラポワ)は失うものが何もない。今シーズンの彼女は(怪我などで)タフな1年を過ごしていた。でも今はベストの状態に戻っているし、偉大なるチャンピオンであることには変わりない。」と話した。
シャラポワは準決勝で第7シードのA・チャクエタゼ(ロシア)を6-2, 6-2で一蹴した。「信じなれない。ここでプレーできて最高だし、決勝でプレーできることはもっと嬉しい。」と話す2004年優勝の20歳のシャラポワは、優勝して来年へ弾みをつけたいところ。シャラポワは今季、右肩と膝の怪我に悩まされ、わずか12大会にしか出場していないが、8月のサンディエゴの大会で唯一の優勝を飾っている。
エナン対シャラポワの決勝は、昨年の準決勝の再現となる。そのときはエナンがストレート勝ちをおさめた。また現在の両者の対戦成績は5勝2敗でエナンが大きくリードしている。
今大会の優勝賞金は100万ドル。
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