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(スペイン、バルセロナ)
セアット・ゴド・オープン(賞金総額116万ドル、クレー)は29日、当地でシングルス決勝を行い、第1シードのR・ナダル(スペイン)が第12シードのG・カニャス(アルゼンチン)を6-3, 6-4で下し、クレーコート大会12大会連続優勝を飾った。ナダルは通算20勝目。
記者会見でナダルは「バルセロナの自分のホーム・クラブで再度優勝できたのは最高の気持ちだね。」と語った。「ここで初優勝を飾ったときは夢のようだったけど、今3連覇を達成しツアー20勝目を挙げたことには自分でも驚いているよ。」とコメント。クレー巧者のナダルはこれでクレーコート72連勝で、今大会ではすべてストレート勝ちを収め、同サーフェスの決勝では15勝0敗と「クレー王者」の貫禄を見せつけた。
「クレー・キング」、「クレーの申し子」などと評されるナダルは、2005年4月のバレンシア・オープンでI・アンドレエフ(ロシア)に負けたのを最後にクレーコートでは無敗を誇っている。また今回の優勝で、M・ウィランダー(スウェーデン) (1982~84年)以来の大会3連覇を記録した。
カニャスは、ハードコート大会のインディアンウェルズ、そしてマイアミのマスターズ・シリーズで連続してフェデラーに土をつけており、今回の決勝でも接戦が予想されたが、好調ナダルの前にストレート負けを喫した。ドーピング違反で15ヶ月間試合停止処分になり、昨年9月にツアーに戻ってきたカニャスは、今季初めにブラジルの大会で優勝をおさめていた。
カニャスは「今日はいいプレーができていたと思うけど、大切なポイントを取れなかった。」と話した。「ロジャー(フェデラー)をハードコートで2度倒すという幸運を得たけど、ラファエル(ナダル)を倒す幸運には恵まれなかったようだね。でも今週の自分のプレーには満足しているし、決勝に進めてよかった。まだプレーの改良の余地はいくつかあるけど、そんなに大変な作業ではないと思っている。」
カニャスは試合開始当初からナダルにプレッシャーをかけ、第1ゲームのナダルのサービスではブレークポイントも握った。ナダルはカニャスについて「彼は非常に練習熱心だし、彼のカムバックは非常に成功している。うれしく思っているよ。」と称えた。「それは彼のメンタル面での強さを証明しているね。」
しかし、ナダルはその後1度もブレークポイントを握られることなく、また第1・2セットで1度ずつカニャスのサービスをブレークして勝負を決め、対戦成績を3勝0敗に伸ばした。
ナダルは先月インディアンウェルズの大会で8ヶ月ぶりの優勝を果たし、最近の4大会では3大会で優勝している。ナダルはツアー決勝では20勝3敗という驚異的な数字を残しており、クレー大会15勝は、全仏過去3度優勝のG・クレルテンの成績と並ぶ成績で、史上4位につけている。
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