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（スペイン、バルセロナ）

セアット・ゴド・オープン（賞金総額１１６万ドル）は２６日、当地でシングルス３回戦を行い、第１シードのＲ・ナダル（スペイン）がＴ・ヨハンソン（スウェーデン）に6-1, 6-4で快勝し、クレーコートでの連勝を６９に伸ばした。ナダルはＭ・ウィランダー（スウェーデン）以来の大会３連覇を狙う。

「クレー・キング」、「クレーの申し子」などと評されるナダルは、２００５年４月のバレンシア・オープンでＩ・アンドレエフ（ロシア）に負けたのを最後にクレーコートでは無敗を誇っており、先週のモンテカルロ・マスターズでも世界ランク１位のＲ・フェデラー（スイス）を下して３連覇を達成した。これまで課題とされていたサーブ、バックハンドも改善されており、クレーコートでの戦い方にますます磨きがかかった。
地元スペインの同大会では１３勝１敗で、２００３年大会の２回戦でＡ・コレッジャ（スペイン）に敗れたのみ。次の試合ではＰ・スタラーチェ（イタリア）と対戦する。スタラーチェは第８シードのＪ・Ｉ・チェラ（アルゼンチン）を破る金星をあげて、ナダルに挑戦する。

ナダルに次ぐ第２シードのＮ・ダビデンコ（ロシア）は、Ｆ・ボランドリ（イタリア）に7-6 (7-5), 7-6 (8-6)で辛勝した。準々決勝ではＰ・アンドゥハル（スペイン）を7-5, 6-3で下した第１２シードのＧ・カニャス（アルゼンチン）と対戦する。カニャスは今季、王者フェデラーを２度破る活躍を見せている。

この日は上位シード勢が相次いで姿を消した。第３シードのＪ・ニエミネン（フィンランド）は1-6, 7-6(8-6), 3-6で地元出身のＯ・エルナンデス（スペイン）に、第３シードのＴ・ロブレド（スペイン）は第１５シードのＡ・カイエリ（アルゼンチン）に4-6, 6-2, 3-6でそれぞれ敗れた。
第４シードのＤ・ナルバンディアン（アルゼンチン）は第１６シードのＣ・モーヤ（スペイン）に6-4, 6-3で快勝した。第５シードのＤ・フェレール（スペイン）はＢ・パシャンスキ（セルビア）に6-2, 7-5で勝ち、同大会では５度目の参加で初のベスト８進出を決めた。

バルセロナで行われている同大会では、過去５年で４人のスペイン人チャンピオンが生まれている。