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(アメリカ、フロリダ州デルレイビーチ)
デルレイビーチ国際テニス選手権は、大会4日目の木曜日にラウンドロビンの全日程を終え、第1シードのJ・ブレーク(アメリカ)、第2シードのT・ハース(ドイツ)など、トップ8シード中7選手が順当にベスト8に駒を進めた。
この日は、昨年覇者のハースがS・クエリー(アメリカ)に6-4, 7-5で勝利、この大会での連勝を7に伸ばした。ハースは全豪オープン準決勝進出で得たポイントによって、4年ぶりにトップ10に復帰した。この試合で4本のブレイクポイントを凌ぎ、逆に各セット1回ずつクエリーのサービスを破ったハースは、「良い感じだよ。昨晩は深夜に試合が終わったんだけど、しっかり眠れたんだ。今日は風が強くて準備が大変だったけど、どんな時でも調整しないといけない。ベストを尽くさないとね。」とコメント。
2003年には方の怪我でシーズンを丸々棒に振り、ランキングを落としていたハースだが、トップ10に戻ることを目標に頑張ってきたという。「ようやく実現したね。誇らしい気持ちだよ。先週金曜日の夜、フェルナンド(F・ゴンサレス(チリ))と全豪準決勝で対戦できて嬉しかったんだけど、彼のほうが良いプレーで決勝に行ってしまって、少しイライラしていたんだ。だって決勝に行けるほうが良いに決まってるんだから。次の日の晩には、フロリダに移動してこなくては行けなかったから、この大会のことを考えて、沈み込んでいる暇は無かったよ。テニスで負けたときは、移動に感謝することもあるね。」と語るハースが、準々決勝で対戦するのは第8シードのV・スペーディア(アメリカ)で、この日は19歳のR・スウィーティング(アメリカ)に7-5, 6-4で勝利している。ハースは昨年準決勝を含め、スペーディアに7勝1敗と勝ち越している。
ハースが大会連覇を達成するには、順当に行けば決勝で対戦するJ・ブレークを倒さなければいけない。ブレークはS・ジェンキンス(アメリカ)を6-1, 6-3で下して、ラウンドロビンを終えた。ブレークはこの試合で1ポイントもブレイクポイントを握らせず、51分で試合を締めくくっている。
その他の試合では、第3シードのX・マリス(ベルギー)がR・シュトラー(ドイツ)に7-6(4-7), 6-7(1-7), 3-6で敗れたが、グループ6の1位でベスト8入りとなった。また、第4シードのB・ベッカー(ドイツ)がJ・レヴィン(アメリカ)を6-3, 6-3で、2002年チャンピオンのD・サングイネッティ(イタリア)がA・ディリックを6-3, 4-6, 6-3で下し、準々決勝進出を決めている。
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