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(アメリカ、ニューヨーク州フラッシング)
熱戦が続くUSオープンは金曜日、女子準決勝が行われ、第3シードのM・シャラポワ(ロシア)が、第1シードのA・モレスモ(フランス)を6-0, 4-6, 6-0で下し、見事2004年ウィンブルドン以来の四大大会決勝に駒を進めた。
シャラポワは、2004年ウィンブルドン以降、5つのグランドスラム大会で準決勝に進んでいたものの、一度も決勝に進むことなく終わっていた。この日のシャラポワは、「常にベスト4止まり」というジンクスを振り払うかのように、強烈なストロークで女王モレスモを圧倒した。
シャラポワは「ベスト4止まり」というジンクスについて、「そんなの気にしてないわ。これまで彼女(モレスモ)に全敗だったけれど、今日は勝つことが出来た。次のエナンに対してだって、決して良い成績が残せているわけじゃないけれど、そんなの関係ないわ。新しい試合には、新しいチャンスがあるはず。一度は勝ったことがある選手なわけだし、今は自分のテニスに自信がある。もう一度彼女を倒すのが楽しみ。」と話していた。またモレスモとの試合については、「賢い戦い方が出来た。エラーも少なかったし、何より良い出だしがきれたことで、彼女(モレスモ)にプレッシャーをかけることが出来た。サーブも良かったし、ファーストサーブの確率も高かった。チャンスもしっかり活かすことが出来た。」と振り返ったていた。
一方、敗れたモレスモは、「素晴らしい試合をした彼女(シャラポワ)を称えたいわ。自分としては、思い通りのプレーが出来なかった。第2セットを取ったときですら、ゲームの方向は自分の思惑からは外れていた。」と完敗を認めていた。しかし、1年に2度のグランドスラム制覇を成し遂げたことは大きな自信となったようで、「今年の成績には満足しているわ。信じられないくらい全てがうまくいっているわ。」と満足げだった。
今日の勝利がシャラポワを「気持ちよく」させたことは間違いないが、決勝の相手J・エナン(ベルギー)=アルデンヌには過去1勝4敗と負け越しており、シャラポワにとっては厳しい戦いが予想される。
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