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(アメリカ、オハイオ州シンシナティ)
シンシナティ女子オープン(ウェスタン&サザン・ファイナンシャルグループ女子オープン、賞金総額17万5千ドル、ティアIII)は日曜日決勝が行われ、ノーシードから勝ちあがったV・ズヴォナレーワ(ロシア)が第4シードのK・シュレボトニック(スロベニア)を6-2, 6-4で下し、今季2勝目、ツアー通算5勝目を挙げた。
試合は最初の4ゲームは互いにサービスキープが続いたが、第5ゲームでズヴォナレーワがブレークを決めると、次第に主導権を握り、一方的な試合展開でわずか56分で決着をつけた。
今大会はまさに絶好調で1セットも落とすことなく(各試合平均56分のスピードゲーム)タイトルを獲得したズヴォナレーワは、1回戦で第7シードのT・ゴロバン(フランス)を、また準々決勝では第5シードのJ・ヤンコビッチ(セルビア・モンテネグロ)を下す波乱を演じた。そして土曜日の準決勝で、過去グランドスラム大会で7勝しているS・ウィリアムズ(アメリカ)に6-2, 6-3で快勝しての決勝進出だった。一方のウィリアムズは左ひざの故障で6ヶ月休養を取っており、今大会が復帰初戦だった。
ズヴォナレーワは2004年には世界ランキングも自己最高の9位まで上昇したが、その後左かかとの怪我などで順位を大きく落としていた。今年は年初のオークランドでも決勝進出するなど復調の兆しを見せていたが、ここにきてウィンブルドン前哨戦のバーミンガム大会で優勝するなど、一時期の勢いを取り戻しつつある。
ズヴォナレーワは、「私自身は変わったわけじゃないけど、確かに大人になったわ。」と自分の2年前と今とを比較。「今はランキングはそんな気にしない。でもシードを得るためには必要ね。だって、シードがないため今年はM・ヒンギス(スイス)、K・クレイステルス(ベルギー)、D・サフィーナ(ロシア)という強豪に1回戦から当たったりしたから。」
一方敗れたシュレボトニックも、準決勝では第1シードのP・シュニーダー(スイス)を4-6, 6-3, 7-6 (8-6)で下しての決勝進出だった。シュレボトニックはツアーで過去4度優勝を飾っているが、今季決勝に進出したのは今大会が初めて。
シュレボトニックは試合後のインタビューで、「彼女(ズヴォナレーワ)は、バーミンガムから信じられないようなプレーを続けていたわ。でも、今日の決勝で1セットのゲームカウントが6-4と、今週彼女のセットで一番ゲームを奪えたのは良かったと思う。来週のスタンフォードの大会では、1回戦で対戦することが決まっているから、その時リベンジしたいわね。」と語った。
これを受けて、ズヴォナレーワも「今週は素晴らしい1週間だったけど、スタンフォードも楽しみね。殆ど2週連続で良いプレーが出来たのは良くあることだから、来週どうなるか楽しみね。」とコメントした。
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