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サンプラス 「単に打ち合ってるだけではフェデラーを倒せない」

ワールドチームテニスへの本格参戦を機に、14個のグランドスラム・タイトルを持つP・サンプラス(アメリカ)がいよいよ本格的にツアー復帰するのではないかとささやかれているが、サンプラスはこの噂を完全否定した。

「選手というのは一旦現役を引退すると、数年は可能な限りその競技から離れよう、離れようととするものなのさ。僕の場合もそう。最近はもっぱら楽しむ程度にテニスはしているけどそれくらいだよ。(エキシビジョンマッチに)出場するのも単純に楽しむためさ。」と語り、ツアー復帰について否定した。

また、ベースラインからの打ち合いがゲームの主流となっている今のテニスについて、「悲しいかなサーブ&ボレーのテニススタイルは死に絶えてしまったと言っても過言で無いだろう。どの選手を見てもベースラインからのラリーを続けているだけ。ネットに果敢に出る選手の横をパスで抜いたりといったボレーヤーVSストローカーの攻防は殆ど見られない。これは非常に残念なことだね。ウィンブルドンの芝の禿げ方をみれば、この傾向は一目瞭然さ。ネットのあたりの芝は状態が良いのに、ベースラインのあたりはすぐに擦り減ってしまう。」と語った。

ただその中で、フェデラーだけは別格の存在であると言う。「フェデラーが完璧なまでの強さを見せている背景には、誰一人として彼を脅かすだけの武器を持つ選手が存在しないということにつきるね。彼を叩きのめすだけのサービスやショットを持つ選手が全くいない。どの選手もただベースラインでボールを打ち返しているだけ。これでは何の進歩も無いしフェデラーを倒すことなんて出来ない。フェデラーを倒すには強力なサービスを決めて先手を取って攻撃を仕掛けていくしかないんだ。フェデラーはコートを休むことなく動き回ってドンドン攻撃を仕掛けていくのに、他の選手はただストロークをベースラインから打ち続けているだけ。これではダメだよ。」

マッケンローVSボルグ、アガシVSサンプラスといった、ネットを挟んだ攻防が見られなくなって久しいが、サンプラスの指摘はまさに今後のテニスのスタイルについて一石を投じるものといえよう。

(2006年4月6日16時19分)
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