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（カタール、ドーハ）

カタール・トタル・オープン（賞金総額６０万ドル）は火曜日、１回戦７試合と２回戦１試合が行われ、１回戦に出場の第５シードＤ・ハンチュコバ（スロバキア）や杉山　愛（日本）などが順当に2回戦へ進んだ。

この日試合のあった最高シードとなるハンチュコバは、Ｋ・ぺシュキに7-6 (7-4), 5-7, 6-1で勝利。「第１セットは良かったのに、第２セットではなぜか自分の足をすくうような形になってしまった。でもなんとか持ち返せた。暑かったのがきつかったけど、それはお互い様よね。」と、多少ばつの悪さが感じられるハンチュコバだった。２回戦ではＮ・リー（中国）と対戦する。

第６シードのＳ・クズネツォワ（ロシア）も鄭潔（中国）を6-0, 6-1で一蹴した。２回戦では、リー・ティン（中国）を6-2, 6-4で下したＭ・キリレンコ（ロシア）と顔を合わせる。

今年に入って５大会出場しながら全て１回戦敗退となっていた杉山は、ようやくその悪夢を振り切るかのように、ワイルドカード出場のＳ・スファールを6-3, 6-3で退けた。２回戦では第４シードのＡ・ミスキナ（ロシア）と対戦する。尚、ミスキナまで上位４シード選手は１回戦が免除され、２回戦からの出場となっている。

今大会トップシードのＡ・モレスモ（フランス）や第2シードＮ・ペトロワ（ロシア）の２回戦の相手も決定した。モレスモは、Ｎ・ウベロイを6-0, 7-6(7-5)で下したＭ・バルトリ（フランス）と、またペトロワはＡ・メディーナ=ガリゲス（スペイン）を6-4, 6-3で下したＥ・ダニリドー（ギリシア）とそれぞれ対戦する。第３シードのＦ・スキアボーネ（イタリア）は、月曜日既に１回戦を勝ち抜いているＭ・ヒンギス（スイス）との対戦となる。

モレスモは今季５大会に参加し、すでに３大会で優勝を上げている。全豪オープンでも見事自身初のグランドスラム・タイトルという栄冠に輝いていた。現在世界ランキング２位の彼女は、今大会で優勝を果たすと１位のＫ・クレイステルス（ベルギー）を抜いてトップに躍り出ることになる。
ペトロワはこの中近東でのツアーに初めて参戦しており、先週のドバイでは１回戦で同胞のＭ・キリレンコによもやの敗退を喫していた。

この日行われた唯一の2回戦では、Ｊ・シュルフ（ドイツ）がＡ・ボンダレンコ（ウクライナ）を6-3, 6-3で下し、ベスト８一番乗りを決めた。シュルフは月曜日に第８シードのＪ・ヤンコビッチ（セルビア・モンテネグロ）を破るなど、好調さを維持している。