|
初の四大大会準決勝進出を決めた浅越/シュレボトニック組 |
画像提供:Getty/AFLO |
(オーストラリア、メルボルン)
全豪オープン大会9日目の24日、メインコートのロッド・レーバー・アリーナの第1試合で女子ダブルスの準々決勝が行われ、第9シードの浅越 しのぶ(日本)/K・シュレボトニック(スロベニア)組が、第2シードのC・ブラック(ジンバブエ)/R・スタブズ(オーストラリア)組に6-3, 4-6, 6-0で勝利し、初の四大大会ダブルス準決勝進出を決めた。
浅越は2004年秋からシュレボトニックと組み始め、昨年は同ペアでツアー優勝、全仏オープンベスト8入りと、息の合ったところを見せている。今日の相手は四大大会でも幾度と無く優勝を果たしているベテランのブラック/スタブス組。試合序盤はリードを奪われたが、ナイスプレーの連続で逆転に成功すると、勢いで相手を凌駕し第1セットを先取した。しかし、第2セットでは冷静さを取り戻した相手ペアが1ブレイク差で奪取しセットオールとなった。
勝負の行方は最終セットに持ち込まれたが、思うようにプレーできていないのか、苛立ちが見えるブラック/スタブス組に対して、浅越/シュレボトニック組は持ち前の思いきりの良いプレーがことごとく決まり、あっと言う間に5-0とリード。最後は浅越のスマッシュが相手コート中央に決まり、同組が1時間44分の熱戦を制した。
この結果、浅越/シュレボトニック組は準決勝で、第4シードのV・ルアノ=パスクアル(スペイン)/P・スアレス(アルゼンチン)組と、ヤン・ツー(中国)/鄭潔(中国)組の勝者と対戦する。
その他、ジュニア男子の部に日本期待の第10シードの会田翔と第15シードのに錦織圭が登場し、それぞれ勝利して3回戦に駒を進めた。会田はJ・ゾップ(エストニア)に6-2, 6-3で、錦織はT・ゴランソン(スウェーデン)に6-1, 6-3でともに快勝している。
(2006年1月24日)