テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は29日に声明を発表し、28日に行われた試合後に女性審判に対して性差別的な発言をした男子世界ランク71位のA・バジェホ(パラグアイ)に罰金を科すと発表した。
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22歳のバジェホは28日に行われたシングルス2回戦で、ワイルドカード(主催者推薦)で出場している世界ランク318位のM・クアメ(フランス)に3-6, 5-7, 6-3, 6-2, 6-7 (8-10)の4時間56分に及ぶフルセットの激闘の末に敗れ2回戦敗退となった。
この試合で地元の17歳クアメを応援する観客にも苦しめられたバジェホは、試合後のインタビューでこの試合の主審が女性だったことに触れ「(観客が熱狂している)このような試合は男が対応する必要があり、女には難しいと思う。熱くなっている観客に対応するのは相当な強さが必要だからだ」と発言。
この発言が性差別的な発言であると問題視されていた。
これを受け全仏オープンはバジェホに罰金を科すと発表した。
「フランステニス連盟および全仏オープンの主催者は2026年5月28日の試合後、アドルフ・ダニエル・バジェホ選手が審判員に対して行った発言を重く受け止め、その発言を容認できないものとしました」
「審判の能力は性別によって決まるものではなく、プロ意識と最高レベルの審判を務める能力によって決まります。スポーツイベントの結果がどうであれ、それが肯定的であれ否定的であれ、このような発言を正当化したり、弁解したりする理由には決してなりません」
「主催者はアドルフ・ダニエル・バジェホ選手に対し、罰金という形で重大な制裁を科します」
「全仏オープンは発言者が誰であれ、あらゆる性差別的な発言を強く非難し、当該審判員、そしてより広く大会のすべての審判員を支持します」
なお、その後バジェホは自身のインスタグラムのストーリーズ(24時間で消える投稿)を更新し、発言を謝罪している。
「僕の発言は、誤解されてしまった意図で言ったものではありませんでした」
「審判の方とその仕事ぶりには敬意を払っています。5時間に及ぶ激闘の後、僕は非常に興奮し、感情的になっていました。申し訳ありません」
「また、敗戦を彼女のせいにしたわけではないことも明確にしておきたいと思います。彼女は試合を通して素晴らしい仕事をしてくれました」
「この件から学び、今後は改善していきます」
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