男子テニスの横浜慶應チャレンジャー国際テニストーナメント 2025 supported by 三田興産(日本/横浜、ハード、ATPチャレンジャー)は21日、シングルス準々決勝が行われ、第1シードの錦織圭は第8シードの内田海智に2-6, 2-6のストレートで敗れ、ベスト4進出とはならなかった。完敗となった錦織だが、試合後の会見では収穫として「やる気が出た」ことを挙げた。
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35歳で世界ランク158位の錦織は8月のシンシナティ・オープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)で初戦敗退となったのを最後に負傷の影響で欠場を続けていたが、初出場となる今大会で約3ヵ月ぶりに復帰を果たした。
今大会は1回戦で予選勝者で世界ランク793位の市川泰誠、2回戦で同374位のシン・サンフイ(韓国)を下し準々決勝に駒を進めた。
31歳で世界ランク288位の内田との顔合わせとなった準々決勝、錦織はサービス時のポイント獲得率が52パーセントに留まり相手に各セット2度ずつブレークを許すと、リターンゲームでは1度もブレークを果たせず、59分で力尽きた。
試合後の会見で錦織は準々決勝を振り返った。
「自分のプレーは良いところもあったし、悪いところも出てはいたんですけど、でも収穫としては結構今日はやる気が出たのと、良いプレーもありました。サーブと、もうちょっとストロークのバシっていうやつが入ってくれれば、まだそこの感覚がしっくり来ていないので、そこが直ればもうちょっと戦えたかなと思います」
「でも海智は強かったです。まずサーブが良かったのと、ストロークも球が走っていて、特にこの速いサーフェスで良いストロークを打っていたので、もうちょっと感覚を掴むためにラリーしたかったけどそうさせてくれなかったので、良いプレーはしてましたね」
「(やる気が出たのは)最近良いプレーをしている海智だったっていうのもあるし、良い試合はしたいなっていう気持ちで入ったのと、出だしだけは良かったので、そこだけ評価はできるかなと思います」
「今日は勝つにしろ負けるにしろ最後1試合くらいかなと思っていたので、お腹いっぱいはお腹いっぱいですけど、でも今日の試合はすごく良かったです。良い意味で気持ちよくやられたし、彼のプレーも良かったので、嬉しい部分もあったし、でも自分がもうちょっと試合をこなして良いプレーを戻していかないとなっていう部分もたくさんあったので、思ったよりは清々しいかなと思います」
「悔しいは悔しいですけど、海智のプレーがすごい良かったので、ちょっと今の自分では勝てないなっていうのもありました」
「今日は負けたにしろ、自分の中からやる気が多少出てきました。それが結構久しぶりだったので、それは嬉しかったです」
「(まだまだやれると)今日に関しては思っていないですけど、この3週間くらい、怜(坂本怜)とか、ウッチー(内山靖崇)とか、陽介(綿貫陽介)とかと練習して、まだいけそうだなっていうのはちょっと思っていたので、それがいつか試合で出せれば可能性はあるのかなとどこかで思っています。それが長い道のりであることは間違いないので、それを自分が耐えられるかというところかなと思います」
また、錦織は1回戦後の会見で来季については「イメージはないです」と語っていたが、改めて今後について語った。
「明らかに練習不足というか、試合不足というか、そういう部分が出たので、これがいつ直ってくれるかはわからないですけど、やり続けるしかないです。でも3試合できて良かったです。1試合目で負けるよりは、しっかりこういう場にも戻ってこられたし、そういう意味ではまた海智にリベンジしたいなっていう夢もできました」
「ちょっと先は見えないです。見えないけど、3試合できたのはすごい良かったし、オーストラリアでガチガチになるよりは、先に3試合できたことは良かったと思います。その良い部分と悪い部分が、悪い部分の方が今は多いですけど、そこをしっかり直していければいいかなと思います」
一方、勝利した内田は準決勝で予選勝者で世界ランク469位のI・マルコンデス(ブラジル)と対戦する。マルコンデスは準々決勝で同442位のN・オーベルライトナー(オーストリア)を下しての勝ち上がり。
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