決勝の舞台で絶対女王と激突へ

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キーズ
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テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は23日、女子シングルスの準決勝が行われ、第19シードのM・キーズ(アメリカ)が第2シードのI・シフィオンテク(ポーランド)を5-7, 6-1, 7-6 (10-8)の逆転で下し、同大会初の決勝進出を果たした。試合後女子テニス協会のWTA公式サイトにコメントを残したキーズは、決勝で対戦する第1シードのA・サバレンカについて「本当にすごいと思う」とコメント。

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世界ランク14位で29歳のキーズは同大会に過去10度出場しており、最高成績は2015年と2022年に記録したベスト4。

そのキーズは今月行われたアデレード国際(オーストラリア/アデレード、ハード、WTA500)で自身9度目のタイトルを獲得すると、好調を維持したまま今大会を迎え、順当に勝ち上がりを決めると準々決勝で第28シードのE・スビトリナ(ウクライナ)を逆転で下して準決勝へと駒を進めた。

世界ランク2位のシフィオンテクとの顔合わせとなった準決勝の第1セットは、両者3度ずつブレークを奪い合う展開となるも、第12ゲームで再びブレークを許し第2セットにへ。第2セットでは、4度のブレークを奪い1度ブレークを返されるもリードを守り、ファイナルセットに突入。

ファイナルセット、両者1度ずつブレークを奪い合い、10ポイントのマッチタイブレークに突入した。タイブレークでは、両者4度ずつミニブレークを奪い合い、迎えたマッチポイントで5度目のミニブレークに成功し、2時間35分で勝利を収め、同大会では初、四大大会では2度目の決勝進出を果たした。

女子テニス協会のWTA公式サイトにはキーズが決勝で対戦するサバレンカについてコメントが掲載されている。

「緊張をなくそうとか、そういう努力をたくさんしてきたんだけど、最近はそうじゃないなって思うようになった。昔は、プレッシャーのかかる場面で最高のプレーをする人って、緊張しない人か、緊張をなくす方法を見つけた人だって思い込んでいた。でも実際は、緊張しててもテニスができるんだって気づいたんだ。大事なのは、試合中に居心地悪い瞬間がたくさんあるって認めることかな。試合はストレスだし、何千人もの人が見てるし、自分のベストなプレーができないときもある。でも、そういう状況から逃げたり、無理に安心感を探そうとするんじゃなくて、『そういうもんだ』って受け入れること。そういう中でもプレーできるんだって思うことが、最近ずっと意識しているポイントだね」

「サバレンカのメンタリティは本当にすごいと思う。スコアがどうであれ、常に攻め続ける姿勢がとても印象的だよね。あんなに大胆なテニスをするのに、しかもそれであれだけ上手くプレーできるのが本当にすごい。ああいうプレースタイルはかなり独特だと思う。普通、誰だって大事なポイントとかプレッシャーのある場面だと、少しは守りに入ったり慎重になるものだけど、彼女は絶対にそうしないってわかる。それが彼女のすごさだよね」

勝利したキーズは決勝で第1シードのサバレンカと対戦する。大会3連覇を狙うサバレンカは準決勝で第11シードのP・バドサ(スペイン)をストレートで下しての勝ち上がり。

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