目次
1. どうすればサーブスピードは上がるのか?
1-1. 力の入れ方
1-2. 肘の残り方
2. サーブスピードを上げる3つのコツ
2-1. トスの位置
2-2. 身体はどっち向き?
2-3. 足の向きも実は大事
3. まとめ
この記事では【サーブに悩むプレーヤー必見】サービススピードアップのコツと題し、テニスのサーブスピードをアップしたい場合のポイントについて詳しく解説する。
以前別のコーチが動画でサーブスピードを上げたいときには、肘を上げること、そして肘をあげたところから振り下ろすこの振りが早ければ早いほどスピードは上がっていくと解説した。
しかし、この記事ではそれでもうまくいかない。という方向けに解説する。
■コーチ紹介■
【水田淳】
選手として全日本出場を目指す現役プレーヤー。レッスンでは幅広いニーズに対応し、成長するための様々な角度からアドバイスを提供する。丁寧な指導は高い人気を誇り、個々のレベルや目標に合わせて最適なレッスンプランを提供している。
主な戦績
・潮見オープンダブルス優勝・準優勝
・2022 京王オープン シングルベスト4
・山梨北杜オープン シングル準優勝
・2023年軽井沢国際オープントーナメントベスト8
・2023東京都マンスリーオープンin潮見10月 ダブルス優勝
・2024伊豆高原ロヴィングカップ シングルベスト8
1. どうすればサーブスピードは上がるのか?
肘をあげたところから振り下ろす。この振りが早ければ早いほどスピードは上がっていく。しかし、それでうまくいかない人は、上げたときに振り下ろす、というより振りがどんどん前に前に向かって手が伸びていきやすくなってしまう。肘をあげても前に出て行ってしまうと、これは振り下ろす動作というよりは前に突き出している動作になるので、これではスピードが上がるどころか落ちていってしまうことになる。肘を上げている、でも振り下ろせなくなってしまうとスピードがただ落ちていってしまうので、前に伸ばしていくというのはNGだ。1-1. 力の入れ方
肘を上げ、そこから振り下ろしていく際、振り下ろせてはいるが、どうしてもラケットを握る力がすごく強くなっていってしまって、振り下ろすのがどうしても遅くなってしまうことがある。力が入りやすくなってしまうと、特に肩を痛めやすくなってしまう。肘を上げたときはできるだけ握る力を取ってあげた方が腕の振りも早く行いやすくなる。できれば、上げたときに握る力を抑えて、スピードが上がりやすくなうようにしよう。握る力が強すぎるのもまたNGと覚えておくべきだ。1-2. 肘の残り方
肘を上げ、振り下ろしていく際、上げたときに肘が残ってしまう人もいるだろう。その場合はボールを投げる動作でサーブを行ってみてほしい。インパクトのあと、のフォロースルーをより深くいきたい。途中で止めると力も入りやすくなり、肘や肩でエラーが起きやすくなる。故障しやすくもなるし、肘から入ってしまう原因にもなってしまうので、人の腕の長さ5倍くらいないと、どうしても力込めたときにミスが出やすくなってしまい、肘や肩をけがしてしまうだろう。2. サーブスピードを上げる3つのコツ
ここからは、スピードを上げていくコツを3つ紹介する。上記までのように、肘を上げてしっかり振り下ろす。この動作でしっくりきている人はそのまま続けてもらえば充分だ。ここにプラスアルファ、こういうやり方もあるというのを提案したい。2-1. トスの位置
1つ目はトスの位置だ。トスの位置が後ろにいきやすくなってしまうと、肘を曲げたとしても振り下ろせなくなってしまう。思っている以上に前にあげていいだろう。トスをどれほど上げればいいのかということだが、トスをあげ地面に落としたときにバウンドしてくると思うが、バウンドしたところがコートの内側、ベースラインより内側ボール1個分、もしくは2個分くらいでおさまってもらえれば大丈夫だ。細かいが、この幅で収まってもらえると振りがしやすくなるだろう。2-2. 身体はどっち向き?
2つ目は体をひねってしまうことだ。体を捻り、その戻しで打つとどうしてもトスを高くあげないと間に合わなかったり、そもそも捻って戻す時点で体力使い切ってしまったり、うまく連動しなくなってスピードが出にくくなってしまう。できるだけ体を前に向けておいた方がミスは減ってくるだろう。バレーボールを体育の授業でやったことがあると思うが、サーブを打つときやスパイクを打つときに体を横に向けた経験があるだろうか。実際そこまで体をひねってスパイク打ちましょう、サーブ打ちましょうとは聞いたことないと思う。体を正面に向けて、この動作で完結したはずだ。テニスでもそれを意識して、体は正面向けていて構わない。そこで肘を上げる動作と振り下ろす動作を使っていけば問題ないだろう。そこまで捻る必要はないから、できるだけ正面を向きながら、上げて振り下ろす、上げて振り下ろすというかたちで充分スピードは出ていく。これに、体を捻る動作が入っていってしまうと、インパクトにかけてどうしても時間がかかってしまうのと、捻って戻したときに腕と体が一緒に回ることで、なかなかヘッドスピードが上がりずらくなってしまう。頑張って振っても、少ししかスピードが出ない。正面を向いて肘をあげ振り下ろす。このイメージが難しい人はボールを投げたり、バレーボールをやるときと同じような感覚でやってみるのが良いだろう。