男子テニスのアビエルト・メキシカーノ・テルセル・HSBC(メキシコ/アカプルコ、ハード、ATP500)は27日、シングルス1回戦が行われ、第2シードのH・ルーネ(デンマーク)が世界ランク122位のM・モウ(アメリカ)を6-2, 6-3のストレートで破り、2年連続の初戦突破を果たした。
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世界ランク7位で20歳のルーネは今季開幕戦となった1月のブリスベン国際(オーストラリア/ブリスベン、ハード、ATP250)で準優勝するも続く全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)では左膝を痛めたこともあり2回戦敗退。その後、南フランス・オープン(フランス/モンペリエ、室内ハード、ATP250)では4強入り、前週のABNアムロ世界テニス・トーナメント(オランダ/ロッテルダム、室内ハード、ATP500)では2回戦敗退となった。
そして今月21日、ルーネは以前コーチを務めていたパトリック・ムラトグルーと再びコーチ関係を結んだと発表。アビエルト・メキシカーノ・テルセル・HSBCは再タッグ後の初戦となった。
この日、ルーネはファーストサービスが入ったときに86パーセントの高い確率でポイントを獲得。5度のブレークポイントを握られるも全て凌ぐとリターンゲームでは3度のブレークに成功し、1時間32分で勝利した。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにルーネのコメントを掲載。再タッグを組んだムラトグルーとの初陣について「素晴らしいよ。(ゲームプランを)うまく実行できたという点では2人とも同意しているかもしれない。いい感じだね。試合ごとに積み重ねていきたい。アカプルコは強豪揃いだから勝ち進むためには素晴らしいテニスをしなければならないんだ」と語った。
また、今月の南フランス・オープンに続き2度目の対戦となったモウについては「前回の対戦から多くのことを学んだよ。でも、そのときは室内で、かなり寒く、まったく違うコンディションでとても長い試合だった。今日はまた違って、本当に強度の高い試合をしたと思う。彼は常にビッグファイターだよ」と述べた。
勝利したルーネは2回戦で予選を勝ち上がった世界ランク93位のA・コバチェビッチ(アメリカ)と対戦する。コバチェビッチは1回戦で同32位のJ・トンプソン(オーストラリア)を6-3, 5-7, 6-4のフルセットで下しての勝ち上がり。
同日には第5シードのS・チチパス(ギリシャ)、第6シードのC・ルード(ノルウェー)、第8シードのF・ティアフォー(アメリカ)らが2回戦に駒を進めた。
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