西岡良仁「やりにくかった」

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全仏OP初の3回戦へ駒を進めた西岡良仁
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テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は1日、男子シングルス2回戦が行われ、第27シードの西岡良仁が世界ランク68位のM・パーセル(オーストラリア)を4-6, 6-2, 7-5, 6-4の逆転で破り、大会初の3回戦進出を果たした。試合後には「やりにくい感じはありました」と振り返った。

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27歳の西岡が全仏オープンに出場するのは6年連続7度目。今年1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)では錦織圭に続く日本人男子2人目、自身初となる四大大会でのシードを獲得しており、今大会は2度目となった。

昨年は1回戦で敗れており最高成績は2019年と2020年、2021年に記録した2回戦進出。今大会、1回戦では世界ランク50位のJ・J・ウルフ(アメリカ)を1-6, 3-6, 6-4, 6-3, 6-3の逆転で下し、2021年以来2年ぶり4度目の初戦突破を決めている。

この日、序盤からパーセルの強烈なショットに苦しむと西岡は第1セットを先取される。それでも第2・第3セットでは合計32本のアンフォーストエラーを犯したパーセルのミスを見逃さず、連取してセットカウント2-1と逆転する。

迎えた第4セット、西岡は第1・第3ゲームでブレークに成功しゲームカウント3-0とリード。直後の第4ゲームでブレークバックを許したものの、その後はブレークを許さず。リードを保った西岡はサービング・フォー・ザ・マッチとなった第10ゲームをキープし、3時間6分で勝利した。

試合後の会見で西岡は試合を振り返り「テニス的にやりにくい感じはありました。あまり打ってこず、ゆったりとしたループ状のボールを使ってきて結構嫌でした」とコメント。

「(第4セットで)正直、負けることはないと思っていました。流れは行ったり来たりしていましたが、最終的には相手が頑張ってこなかったのが大きかったと思います。もっと来られたら厳しかったですね」

また、1回戦からの疲労と出場予定だったダブルスの棄権については「特に背中の筋肉痛がひどく、疲労も結構ありました。ダブルスに関しては左脚の付け根が全仏前から痛かったです。それの痛みが出て欲しくなくて大事をとって辞めました。体的には完璧ではないです」と明かした。

勝利した西岡は3回戦で世界ランク172位のT・セイボス ワイルド(ブラジル)と対戦する。セイボス ワイルドは2回戦で同423位のG・ペラ(アルゼンチン)を6-3, 3-6, 6-4, 6-3で下しての勝ち上がり。

同日には第4シードのC・ルード(ノルウェー)、第15シードのB・チョリッチ(クロアチア)、世界ランク49位のT・マルティン・エチェベリー(アルゼンチン)らが3回戦に駒を進めている。

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(2023年6月2日1時22分)
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