40歳ロペスの思い「全てを捧げた」

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デビスカップでのロペス
画像提供:ゲッティイメージズ

国別対抗戦のデビスカップ by Rakuten ファイナルズ2021(スペイン/オーストリア/イタリア共同開催)は11月30日、スペイン代表として出場した世界ランク107位のF・ロペス(スペイン)のインタビューを掲載した。

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前回覇者として出場したスペインは今大会、R・ナダル(スペイン)R・バウティスタ=アグ(スペイン)ら優勝メンバーを欠いたもののP・カレノ=ブスタ(スペイン)やロペスらが躍動。グループステージでは第1戦でエクアドルに勝利したが、D・メドベージェフA・ルブレフ擁するロシアテニス連盟に敗れ、1勝1敗で決勝トーナメント進出を逃した。

そのなかで、40歳のロペスはエクアドル戦で同291位のR・キロス(エクアドル)を6-3,6-3のストレートで撃破すると、ロシアテニス連盟との一戦では世界ランク5位のルブレフを2-6,6-3,6-4の逆転で破るなど活躍。スペインのグループ突破は叶わなかったものの大きな存在感を示した。

デビスカップ公式サイトは30日、ロペスのインタビューを掲載。40歳で世界ランクトップ10の選手破ったことや今後の可能性について語っている。

「僕にとって『このような大会で戦っていること』がすでに賞品のようなものだ。いまの状況に自分が置かれていること、世界5位の選手とマドリッドで1万人の観客の前で試合できたこと、それがすでにギフトだ。あの場で勝つことを想像してみて欲しい。それがもたらされた時点で、あの試合は人生の中で最も重要な試合の1つになることは間違いないよ。でも、グループを通過するには十分ではなかったね」

「もちろん、グループリーグを突破できなかったことは非常に残念だ。準々決勝に進むために全力を尽くしたと思うが、残念だけどこのフォーマットではやるべきことをやっても報われないことがあり、今回はそれが起きてしまった。初日は3勝0敗で勝ち、今日は1勝2敗で負けた。これで予選を通過できないのは非常に珍しいこと。だからこそ、僕らはとてもがっかりしている。どんなスポーツでも、負けたときに言い訳はできないから、言い訳のように聞こえるかもしれないけど、このようなかたちでデビスカップから脱落するのは非常に残念。これが現実だよ」

「僕がすべてを捧げたことは事実であり、自分の努力を誇りに思う。それは否定しない。でも、それが十分ではないときに痛みを伴ってしまう。そして正直なところ、ここで戦っている自分を見て、足りないものはほとんどなかったんだ」

「今週はいろいろなことがあったけど、多くの問題を抱えながらも戦う力があることをみんなに示したと思う。これはとても重要なこと。プロのテニス選手として、このような状況や困難な状況の中で戦うことができたなら、これは一生忘れられないことであり、このデビスカップからしか得られないものだ」

スペインを下したロシアテニス連盟は準々決勝でスウェーデンと対戦することが決定。そのほかでは世界ランク1位のN・ジョコビッチ(セルビア)擁するセルビアやドイツ、クロアチアなどがベスト8に駒を進めている。

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(2021年12月1日11時03分)
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