17歳新星が逆転勝ちでMS初白星

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初戦突破を果たしたフォンセカ
画像提供:ゲッティイメージズ

男子テニスのムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)は25日、シングルス1回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場している世界ランク242位の17歳 J・フォンセカ(ブラジル)が同70位で19歳のA・ミケルセン(アメリカ)を4-6, 6-0, 6-2の逆転で破り、初戦突破を果たすとともに「ATPマスターズ1000」初白星を挙げた。

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昨年、全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)ジュニアを制覇したフォンセカ。今季は2月のリオ・オープンでツアー初白星を挙げ初戦突破を決めると2回戦ではC・ガリン(チリ)を下してベスト8に進出し一躍脚光を浴びた。

さらに前週のティリアク・オープン(ルーマニア/ブカレスト、クレー、ATP250)で今シーズン2度目の8強入りを決めるなど結果を残している。

そして「ATPマスターズ1000」初参戦となった今大会、1回戦ではミケルセンと対戦した。第1セット、開始から4ゲーム連取を許したフォンセカは第6ゲームで1度のブレークバックに成功しゲームカウント3-4と追い上げる。しかし、その後はチャンスを掴めず、ミケルセンにサービング・フォー・ザ・セットとなった第10ゲームをキープされ先行される。

それでも続く第2セット、猛反撃に出るフォンセカはサービスゲームが安定しないミケルセンを攻め立て一気に6ゲームを連取。29分で1セットオールに追いつく。

そしてファイナルセット、フォンセカは第4ゲームで先にブレークに成功。直後の第5ゲームでは15-40とされピンチを迎えるも鋭いショットで凌ぐと最後は強烈なフォアハンドウイナーを決めキープ。その後は終盤となる第8ゲームで2度目のブレークを奪い2時間1分で勝利した。

男子プロテニス協会のATPは公式サイトにフォンセカのコメントを掲載し「自分のプレーにとても満足しているよ。第1セットはすごく緊張したけど第2セット序盤から調子が良くなっていった。観客の応援のおかげで、よりしっかりしたプレーができるようになった。とても助けになったし、より良いプレーができたよ」と語った。

勝利したフォンセカは2回戦で第29シードのC・ノリー(イギリス)と対戦する。今大会のシード勢は1回戦免除のためこの試合が初戦となる。


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(2024年4月26日16時03分)
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