西岡は「僕を苦しめる」オジェが逆転で初戦突破

ゲッティイメージズ
初戦突破を果たしたオジェアリアシム
画像提供:ゲッティイメージズ

男子テニスのムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)は25日、シングルス1回戦が行われ、世界ランク35位のF・オジェ アリアシム(カナダ)が同78位の西岡良仁を4-6, 6-1, 6-4の逆転で破り、初戦突破を果たした。試合後にオジェ アリアシムは「タフだった。彼(西岡)はいつもトリッキーで、僕を苦しめるね」と振り返っている。

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ツアー5度目の顔合わせとなった両者。成績は2勝2敗で、直近では2022年8月のナショナル・バンク・オープン(カナダ/モントリオール、ハード、ATP1000)2回戦で対戦しており、そのときはオジェ アリアシムがストレート勝ちした。クレーコートに限れば、2020年の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)1回戦で対戦しており、そのときは西岡がストレートで勝利している。

第1セット、第1ゲームでいきなりブレークされたオジェ アリアシムはその後挽回することができず先行される。

それでも第2セットは開始から5ゲームを連取し圧倒すると、セットカウント1-1に追いつく。

迎えたファイナルセット、互いにサービスキープが続くなか、第7ゲームでオジェ アリアシムがブレークに成功。そのリードを最後まで守り切り2時間19分で逆転勝ちをおさめた。

男子プロテニス協会のATP公式サイトにはオジェ アリアシムのコメントが掲載されている。

「タフな試合だったね。彼はいつもトリッキーで、僕を苦しめる。本当によくディフェンスするね(笑)。小柄だけど、素早くて器用だからコート上でもいい角度を作ってくる。タフな試合になることはわかっていた。いつも非常にフィジカルな戦いになる」

「もしスクリーンに映し出されていたら、僕の心拍数は試合中何度もかなり上がっていたと思う。でも、サーブはとても良かったし、そのおかげで試合に集中できた。試合が進むにつれて彼のサーブをブレークするチャンスがあると信じていた。だから、今日の全体的なパフォーマンスには本当に満足しているよ」

勝利したオジェ アリアシムは2回戦で第19シードのA・マナリノ(フランス)と対戦する。今大会はシード勢が1回戦免除のためマナリノはこの試合が初戦となる。

同日には元世界ランク1位のR・ナダル(スペイン)や世界ランク50位のT・マハーチ(チェコ)、同66位のM・キツマノビッチ(セルビア)らが初戦突破を決めている。


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(2024年4月26日11時04分)
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