17歳の快進撃止め昨年女王が4強

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サバレンカとアンドレーワ
画像提供:ゲッティイメージズ

女子テニスのムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、WTA1000)は1日、シングルス準々決勝が行われ、昨年女王で第2シードのA・サバレンカが17歳で世界ランク43位のM・アンドレーワを6-1, 6-4のストレートで破り、快進撃を止めてベスト4進出を果たした。

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25歳で世界ランク2位のサバレンカは今季、1月のブリスベン国際(オーストラリア/ブリスベン、ハード、WTA500)で準優勝しシーズンをスタートさせると、続く全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)では2連覇を達成し、四大大会2勝目を挙げた。

しかし、3月に交際していた元アイスホッケー選手のコンスタンチン・コルツォフさんが死去したことが判明。大会出場を続けたものの心身への影響もあり、4大会の出場でマッチ4勝4敗に留まっていた。

それでも昨年女王として出場した今大会、初戦となる2回戦で世界ランク48位のM・リネッタ(ポーランド)、3回戦で同183位のR・モントゴメリー(アメリカ)、4回戦で第13シードのD・コリンズ(アメリカ)を全てフルセットで下し8強入りした。

そして準々決勝、シード勢を次々と退け大会初の8強入りを決めた17歳のアンドレーワと対戦。第1セット、ファーストサービスが入ったときに78パーセントの確率でポイントを獲得したサバレンカは1ゲームしか取られることなく先行する。

続く第2セット、互いにサービスキープが続くもサバレンカが第5ゲームでブレークに成功。その後、第9ゲームでマッチポイントとなるブレークチャンスを2度活かせなかったもののサービング・フォー・ザ・マッチとなった第10ゲームをキープし、1時間19分で勝利した。

女子テニス協会のWTAは公式サイトにサバレンカのコメントを掲載し「今日のプレーのレベル、そしてこの勝利にとても満足している。彼女(アンドレーワ)は信じられないような選手で、とても若く、本当に素晴らしいテニスをしている。この調子で、次の試合もベストを尽くしたいわ」と語った。

勝利したサバレンカは準決勝で第4シードのE・ルバキナ(カザフスタン)と対戦する。ルバキナは準々決勝で世界ランク50位のY・プチンセワ(カザフスタン)を4-6, 7-6 (7-4), 7-5の逆転で下しての勝ち上がり。

ルバキナとの準決勝についてサバレンカは「準決勝に進出するのは決して簡単なことではない。私たちは何度も素晴らしい戦いを繰り広げてきたし、私にとってはチャレンジになるけど、それを受け入れて勝利を手にするためにベストを尽くすわ」

なお、サバレンカとルバキナは過去に8度対戦しており、サバレンカの5勝3敗。直近では1月のブリスベン国際決勝で対戦しており、その時はルバキナが6-0, 6-3のストレート勝ちを収め優勝を飾っている。


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(2024年5月2日18時33分)
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