テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は13日、女子シングルス準決勝が行われ、2015年以来2年ぶり2度目の決勝進出を果たした第14シードのG・ムグルサ(スペイン)が、試合後の会見で「準決勝はスコアほど簡単ではなかった」と振り返った。
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この日、ムグルサは世界ランク87位のM・リバリコワ(スロバキア)を6-1, 6-1のストレートで下した。
「何の想像もしていなかった。なぜなら、どんな試合になるか全く分からなかったから。以前に彼女(リバリコワ)のプレーを見たことがあった。とても良いプレーをしていたし、才能があると感じた。ただコートに立って戦うだけだった」
昨年の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)で四大大会初優勝を飾ったムグルサは、グランドスラムの決勝戦の舞台に立つのは3度目。
初の決勝進出を果たした2015年のウィンブルドンではS・ウィリアムズ(アメリカ)に敗れた。
ムグルサは「決勝がどんな舞台かを知っている。どうしなければならないかも少なからず分かっている。落ち着いて、感情のコントロールも以前より出来ている」と語った。
プレッシャーについては「なくなってくれたらと願っている。いつもプレッシャーは感じている」と常に重圧を感じながら戦っていることを明かした。
また、2年前の決勝と違いはないとムグルサは述べた。
「決勝戦は決勝戦。セリーナの方が経験豊富で、どんなプレーをするかをより分かっていた。彼女(セリーナ)は、そんな状況を何度も経験している。チャンスは50/50だと思う。1人しか勝者にならない」
決勝では、9年ぶり6度目の優勝を狙う第10シードのV・ウィリアムズ(アメリカ)と対戦する。ヴィーナスは準決勝で第6シードのJ・コンタ(英国)をストレートで破っての勝ち上がり。
ムグルサは「普段と同じことするだけ。きっと2年前は、単なる驚きだったのかもしれない。なぜなら、芝のコートは私にとって初めての経験だったから。次の試合へ向けて変える必要もない」と意気込んだ。
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