男子テニスツアーのソニー・オープン男子(アメリカ/マイアミ、ハード)は26日、シングルス準々決勝が行われ、第20シードの錦織圭(日本)が第5シードのR・フェデラー(スイス)を3-6, 7-5, 6-4の逆転で破る番狂わせを起こし、大会初のベスト4進出を決めると同時に、準決勝で第2シードのN・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する事が決まった。また、錦織はフェデラーから2勝目をあげた。
この試合、錦織は第1セットを落とすも、第2セットからは元王者フェデラーに対して怯む事なく攻め続けた。そして、フォアハンドの調子が狂い始めたフェデラーの隙をつき、勝敗がかかる第3セットでは第10ゲームで最後バックハンドのウィナーを決めてゲームセットとなった。
両者は今回が通算3度目の対戦で、錦織はフェデラーとの対戦成績を2勝1敗とした。昨年のムチュア・マドリッド・オープン男子では錦織がフェデラーをフルセットで下す大金星をあげていた。
《【コラム】衝撃の大金星、錦織がフェデラー下す<激闘シリーズ その1>》
錦織は今大会2回戦からの登場となり、2回戦でM・マトセビッチ(オーストラリア)、3回戦で第15シードのG・ディミトロフ(ブルガリア)、4回戦では世界ランク4位で第4シードのD・フェレール(スペイン)を破り、フェデラーとの準々決勝へ駒を進めていた。
《錦織が世界4位フェレール撃破、フェデラー戦へ<ソニー・オープン男子>》
錦織は準決勝で対戦するジョコビッチとは今回が3度目の対戦となる。過去の対戦成績は1勝1敗で、2011年のスイス・インドア準決勝では錦織が逆転で勝利して決勝進出を果たしていた。
一方、敗れた32歳のフェデラーは昨年不調に陥るも、今年はブリスベン国際男子で準優勝、全豪オープンで11年連続の4強入り、ドバイ・デューティー・フリー・テニス選手権男子で優勝、BNPパリバ・オープン男子で準優勝を飾っていた。
また、グランドスラムで歴代最多17勝を誇るフェデラーは、今大会では2006年以来8年ぶりの優勝を狙っていたが、錦織に阻まれる結果となった。
今回の錦織vsフェデラーの準々決勝の放送と、錦織vsジョコビッチの準決勝の生放送がGAORAで放送する事となった。
錦織とフェデラーの準々決勝の放送は、3月27日(木)の21時から放送される。
錦織vsフェデラーの準々決勝
【番組名】ATP テニス ワールドツアー 1000「ソニー・オープン・テニス~マイアミ~<準々決勝2>」
錦織vsジョコビッチの準決勝
【番組名】ATP テニス ワールドツアー 1000「ソニー・オープン・テニス~マイアミ~<準決勝>」
第1試合の場合 3月28日(金)深夜3:58~(29日の午前3:58~)【生中継】
第2試合の場合 3月29日(土)午前7:58~【生中継】
【番組名】ATPテニス デイリーハイライト
錦織選手の試合直後のインタビューをお届け!
3月27日(木) 24:00 ~ 24:15
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