テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は日本時間29日(現地28日)、男子シングルス予選決勝が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場した世界ランク477位の
錦織圭は同157位の
坂本怜に4-6, 6-7 (3-7)のストレートで敗れ予選決勝敗退となり、現役最後の四大大会で本戦入りとはならなかった。試合後、錦織は「負けてしまったのでそこは残念ですが、怜のことを考えるとうれしく思います」と明かした。
>>【動画】錦織圭に坂本怜が勝利!試合終了の瞬間!<<>>【賞金】錦織 圭、坂本 怜ら 全米OP予選決勝でいくら獲得?ドローも公開中!<<>>大坂 なおみvsザハロバ 1ポイント速報<<3試合に勝利すると本戦入りすることができるこの予選。
36歳で今季限りでの現役引退を表明している元世界ランク4位の錦織が同大会に参戦するのは2021年以来5年ぶり。本戦には過去11度出場しており、2014年には準優勝を飾っている。予選への出場は今回が16年ぶり3度目となった。
現役最後の四大大会となる今大会は予選1回戦で予選第16シードの
S・オフナー(オーストリア)、予選2回戦でワイルドカードで出場した世界ランク670位の
M・アントニウス(アメリカ)を下し予選決勝に駒を進めた。
日本テニス界期待の若手である20歳の坂本との日本勢対決となった予選決勝は当初現地27日に組まれていたが、雨天により翌日に順延され行われた。
この試合の第1セット、錦織は立ち上がりでブレークに成功したものの、その後2度のブレークを許して第1セットを落とす。続く第2セットでは4本のブレークポイントをしのぎタイブレークに持ち込むことに成功したが、最後は19本目のサービスエースを決められ力尽きた。
現役最後の四大大会で本戦入りとはならなかった錦織だったが、試合後には大会から特別なセレモニーを受け、大会やファンへ感謝を述べるとともに、勝利した坂本へのエールや自身のテニス人生について語った。
「まずは大会関係者の皆さん、今週この大会でプレーする機会を与えてくださって、ありがとうございました。この3試合をプレーできて、本当にうれしかったです。今日は負けてしまったのでそこは残念ですが、怜のことを考えるとうれしく思います。彼はこれからの日本テニス界を担う選手だと思うので、近いうちにトップ10に入ってほしいですね。僕にとっても素晴らしい1週間で、楽しめました」
「僕自身、テニス人生のすべてを本当に楽しむことができました。20年近くになりますが、良いことも悪いこともありました。特にここでは、本当にたくさんの思い出があります。1度は決勝まで進みました。ここニューヨークで、今週も含めて本当にたくさんの素晴らしい試合を戦うことができました。こうして最後の瞬間までプレーできたことをうれしく思います。まだあと数大会ありますので、日本でもいいプレーができればと思います」
さらに、日本語でメッセージを求められた錦織は「皆さん、今日はありがとうございました。いい試合ができたと思います。(全米オープンでの)最後の試合ということで、緊張もありましたけど、怜に負けたということは、ほかの選手に負けるよりかは良かったかなと思います。ここニューヨークは、すごく思い出の詰まった場所ですし、またこうやって試合ができたことに、本当に感謝しています。ありがとうございました」とコメントした。
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