テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は29日、男子シングルス2回戦が行われ、第3シードの
C・アルカラス(スペイン)が予選勝者で世界ランク176位のJ・デ・ヨング(オランダ)を6-3, 6-4, 2-6, 6-2で破り、4年連続4度目の3回戦進出を果たした。
>>錦織 圭vsシェルトン 1ポイント速報<<>>錦織 圭、ジョコビッチ、シナーら全仏OP組合せ<<21歳のアルカラスは今季、3月のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)で2連覇を達成しツアー通算13勝目を飾った。しかし、マイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)で準々決勝敗退となると、その後の2大会を右前腕の負傷により欠場。
不安の残るなか出場した4月のムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)には3連覇をかけ出場するも準々決勝で敗退。続くBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)はまたしても右前腕の負傷により欠場を余儀なくされた。
そして今大会、引き続き右腕にサポーターを付け臨んだアルカラスは1回戦、ラッキールーザーで本戦入りした世界ランク107位の
J・J・ウルフ(アメリカ)を下し初戦を突破した。
2回戦の第1セット、第2ゲームでブレークを許したアルカラスだが第3ゲームですぐさまブレークバック。第7ゲームでは2度目のブレークを奪いリードする。直後の第8ゲームでは0-40とされるも粘りをみせキープすると第8ゲームでブレークを果たし先行する。
続く第2セット、アルカラスは第4ゲームで2度、第6ゲームで4度、第8ゲームで2度のブレークチャンスを握るもブレークを奪えずサービスキープが続く。それでも第10ゲーム、9度目のブレークチャンスを握ると最後はデ ヨングのボールがアウトとなりブレークし、2セットアップとする。
勝負を決めたいアルカラスだが第3セット、15本のアンフォーストエラーを犯すなどミスが目立つと第3ゲームでブレークを許す。その後も挽回できず、第5ゲームで2度目のブレークを奪われ、セットカウント2-1とされる。
第4セット、開始から互いにブレークを奪い合うも第5ゲームでアルカラスが先にサービスゲームをキープし、ここから怒涛の5ゲーム連取に成功。最後はラリー戦の中でデ ヨングがボールをネットにかけ、3時間9分で勝利した。
試合後の会見でアルカラスは次のように試合を振り返った。
「彼(デ ヨング)は第3セットで良いプレーをし始めたと思う。試合は浮き沈みがあった。第1セットと第2セットは良いプレーができたと思うけどその後は少し苦戦した。第3セットではほとんどのポイントを彼が支配していたし、僕は第1・第2セットでの良いプレーに戻るのに苦労した」
「そして第4セット、僕は戦わなければならなかった。サーブに問題があったんだけど、それを克服することができた。最後にいい形で勝つことができて本当によかった」
勝利したアルカラスは3回戦で第27シードの
S・コルダ(アメリカ)と世界ランク494位の
クォン・スンウ(韓国)のどちらかと対戦する。
[PR]第5日は「錦織vsシェルトン」などお届け!
全仏オープンテニス 5/26(日)~6/9(日)WOWOWで連日生中継!
WOWOWオンデマンドでは日本人選手の試合を全試合ライブ配信予定!■WOWOWオンデマンドはこちら>【ディアドラ】2024最新ウエア・シューズ■公式ストアで発売中>
■関連ニュース
・右腕に不安残すも完勝で2回戦へ・アルカラス「フォア打つのは怖い」・アルカラス21歳に BIG3と比較■おすすめコンテンツ
・テニス体験レッスン受付中・無料ドロー作成ツール・世界ランキング