女子テニスのマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、WTA1000)は3月31日、ダブルス決勝が行われ、補欠として出場した
S・ケニン(アメリカ)/
B・マテック=サンズ(アメリカ)組が第2シードの
G・ダブロウスキ(カナダ)/ E・ルートリフ(ニュージーランド)組を4-6,7-6 (7-5),[11-9]の逆転で破り、2月のムバダラ・アブダビ・オープン(アラブ首長国連邦/アブダビ、ハード、WTA500)に続き、ペアとして今季2勝目をあげた。
>>【動画】男子シングルス:シナーが優勝した瞬間<<38歳のマテック=サンズと25歳のケニンが組んだ同ペアは今大会、本戦に欠場選手がでた影響で補欠から繰り上がりで本戦入り。1回戦ではL・キチェノック(ウクライナ)/
J・オスタペンコ(ラトビア)組を下すと、2回戦でO・カラシニコヴァ(ジョージア)/
M・ニクルスク(ルーマニア)組、準々決勝で第1シードの
シェ・シュウェイ(台湾)/
E・メルテンス(ベルギー)組、準決勝で
S・エラーニ(イタリア)/
J・パオリーニ(イタリア)組を撃破し決勝に進出した。
決勝戦、第1セットを落としたアメリカペアだったが、第2セットは2度のブレークに成功しゲームカウント5-1と大きくリードを広げる。しかしここから2ブレークを許し追いつかれるとタイブレークに突入するなど嫌な展開に。それでもタイブレークでは先に2度のミニブレークに成功すると、そのリードを最後まで守り切りセットカウント1-1に追いついた。
10ポイント制のマッチタイブレークでは先にミニブレークを許したものの、そこから逆転。7-3と大きくリードすると、4度目のマッチポイントを決め切り2時間の接戦を制した。
女子テニス協会のWTA公式サイトには優勝ペアのコメントが掲載されている。
マテック=サンズ「柔軟性と順応性を持ち、その瞬間に集中することが大切で、そうすれば調子が上がろうが、落ち込もうが、うまくいくような気がするわ」
ケニン「私たちは多くの大会で一緒にプレーしてきたし、いつも意気投合してきたわ。ベサニー(マテック=サンズ)は素晴らしいボレーを持っているから、後ろで私が仕事をするのはとても簡単だし、ベサニーの側からも、私がベースラインにいるときにネットでカバーするのは容易であってほしいわ(笑)」
39歳のマテック=サンズにとって今回のタイトルは通算30個目のダブルストロフィーとなった。
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