テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は14日、男子シングルス1回戦が行われ、第12シードの
T・フリッツ(アメリカ)が世界ランク93位の
F・アコスタ(アルゼンチン)との4時間に及ぶ激闘を4-6, 6-3, 3-6, 6-2, 6-4のフルセットで制し、6年連続の初戦突破を果たした。この試合、第2セット途中で足首を負傷したフリッツは試合後「ポンと音がした」と明かした。
>>西岡 良仁、ダニエル 太郎、綿貫 陽介、ジョコビッチら全豪オープン組合せ<<>>大坂 なおみら全豪オープン組合せ<<26歳で世界ランク12位のフリッツが同大会に出場するのは6年連続8度目。最高成績は2022年に記録した4回戦進出となっている。
23歳のアコスタと対戦したこの日、フリッツは第1セットを落とし先行を許す。続く第2セット途中では足首を負傷しメディカルタイムアウトを取るも1度のブレークを奪い1セットオールに。しかし、拮抗した第3セットでは終盤となる第8ゲームでブレークを許しセットカウント1-2と崖っぷちに立たされる。
それでもブレークを奪い合う展開となった第4セットをフリッツがものにし勝負はファイナルセットへ。第4ゲームで先にブレークに成功したフリッツだが直後の第5ゲームでブレークバックを許す。それでも終盤となった第10ゲーム、40-0としブレークポイントとなるマッチポイントを握ると最後はアコスタのボールが外れブレークに成功し、4時間3分の激闘を制した。
試合後の会見でフリッツは「正直に言うと、とても良い気分だよ。本当に厳しい試合だった。僕たちはここでのトレーニングにかなりの時間を費やした。だから今日の試合では体力と調子が良くてファイナルセットは自信を持って臨めた。最終的にはそれが違いを生んだと思うよ」とコメント。
また、試合途中で左足首を負傷したことについては次のように言及した。
「今週の残りは確実に足首にテーピングをしなければならないと思うよ。でも、ほんの数分座ってテーピングしているときに、すでに気分が良くなり始めていた。足首がそうなるのはラッキーだった。僕の足首はかなり柔軟だからね。ポンと音がしたけど幸運なことに僕は少し柔軟なんだ」
「最初はかなりひどい感じだった。タオルボックスのところまで歩いていって、少しはよくなるかなと思ったけど、そうならなかった。それでテーピングしなければと思った。残念なタイミングだった。ブレイクポイントの直前だったから彼には申し訳なかったよ。僕にはどうすることもできなかったけど、ちょっと申し訳なかった」
なお、勝利したフリッツは2回戦、ラッキールーザーで本戦入りした世界ランク99位の
H・ガストン(フランス)と対戦する。ガストンは1回戦で同67位の
R・カルバレス バエナ(スペイン)を6-3, 6-2, 3-6, 6-4で下しての勝ち上がり。
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